行政書士中村和夫の独り言

外国人雇用・採用コンサルティング、渉外戸籍、入管手続等を専門とする26年目の国際派行政書士が好き勝手につぶやいています!

仕事も楽しんで、やらなければね!

2015-08-15 12:50:34 | 行政書士のお仕事
 お役所の窓口は、この夏休み中でも開庁しているため、

 私の事務所では、その機能を完全に休止させてしまうことは、

 中々難しいのが実情です。

 例えば、3日前の8月12日9時に、某歯科病院で治療予約が

 一ヶ月以上も前から入っていて、その治療が終わった途端に、

 遠方にある某地方入管から電話がありました。

 「今日、結果の葉書を発送しましたが、必ずご本人にも

 来庁して欲しいので、携帯にまでご連絡しました。」

 といわれました。

 慣れない方ならば、びっくりしてしまうのでしょうが、

 8月1日に在留期限が失効している事案で、

 葉書というキーワードが入っていれば、

 結果とは、許可であることは、すぐ分かります。

 そこで、「これから葉書無しで、ご本人に行かせますから、

 それでも構いませんか?」と聞いてみると、

 「申請番号であるC***を、窓口で伝えていただければ」

 との回答でしたので、早速依頼人に電話して、

 ご自分でその某地方入管へ行っていただきました。

 お昼ごろ、ご本人から、早速お電話をいただき、

 「長期ビザいただきました。先生、本当にありがとう

 ございました!」と、とても喜んでいただきました。

 また、13日には、やはり某地方入管から追加資料提出通知や、

 東京入管からも許可通知葉書が届いておりました。
 
 一方、支部長として、或いは、本会の某委員として、

 片付けなければならない用事も残っているので、

 それを処理していると、某同業から紹介されたという、

 日本語が上手な某国の方からお電話があり、

 14日午前に領事との通訳をやって欲しいと、

 最近は少なくなってきましたが、スペイン語通訳のご依頼でした。

 聞くと、エージェントに頼むと5万円もするとのことで、

 更には、お子様に関わる事案ということでしたので、

 実質的には1時間程度なので、2万円+消費税で、

 お引き受けすることに致しました。

 それに、領事業務は公証人の職務代行もしているので、

 我々行政書士業務との深い関わりもあります。

 更には、久し振り行くその某国領事館にも興味もあったので、

 行ってみることにしたのでした。

 14日午前11時20分頃、その某国領事館に

 到着して、身分証である私の旅券を提示して、

 領事室に依頼人ご夫妻と入室してみて、

 始めて、養子縁組に伴う現地手続の委任状の

 公正証書化のスペイン語文を日本語に訳して、

 日本人配偶者の方に伝える役割であることが

 分かりました。

 予想通り、1時間ほどで出来上がった公正証書に、

 当事者のお二人、通訳人の私、それに領事が署名して、

 無事に公正証書が出来上がって、終わった後では、

 領事を交えて雑談もできましたので、それなりに楽しみ、

 そして依頼人にも喜んでいただいたお仕事でした。

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