一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『英国王のスピーチ』

2011-04-25 | キネマ
ストーリー自体は予告編で大体わかってしまうのですが、構成や脚本と演技で見せるという、アカデミー賞の正道を行くような作品ではあります。

「君臨すれども統治せず」の英国王室の政治的位置づけや国民との関係、王族の立場と個人としての欲求や悩みとどう向き合ってきたかという背景が映画に厚みを与えているし、登場人物の台詞や立ち居振る舞いの端々に現れて楽しめます。

こういう映画が作られること自体が、イギリス王室と国民との距離感をよくあらわしているともいえます。

そういう意味では、いろいろとお悩みのご様子の雅子さまと皇太子殿下にぜひ見ていただきたいと。



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