間(ま)。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

午後４時を過ぎると　普段より早く夕飯の用意をし　夫の帰りを待っていました。

今夜は　６時半から　サッカーＷ杯アジア最終予選の　イラク戦があるのです。

５日前に　ＵＡＥ戦があり　報道では内容が良くない　と言われたものの勝って

今夜は　ジーコ監督率いるイラク戦です。

キックオフは７時半からですが　６時半にはＴＶの前に座り

試合開始までの１時間を　解説を聞いたり　過去の試合の模様を見たりして

徐々に　波のように来る　期待や興奮に胸が弾んで行きます。

これを　間(ま) 　と言うのは適当な表現ではないですが

他に　これにぴったり　という言葉が思いつきません。

サッカーは野球と違い　あっという間に局面が変わるため　目が離せず

前半が終わるまで　４５分間は釘付けになり　飲み物も脇へ用意しておきます。

前半が終わり　ハーフタイムの１５分間は　民放の場合　集中してＣＭタイムになります。

野球ならチェンジ毎に　ＣＭが流れますが　サッカーはそれができない為

この１５分間に集中することになります。

ですが　大半のＴＶサポーターは　この時間に風呂に入ったり　ご飯を食べたりで

このハーフタイムには　水道の使用量が増えると言われています。

この　間　はサッカー好きの老夫婦にとって　とても大切な時間です。

単に　試合の結果だけ知りたければ　スポーツニュースが　シュートを決めた場面を

必ず流してくれ　主力選手や監督のインタビューも報道されます。

やっぱり　試合の１時間前からの　高まる気持ちが必要で　相手チームの国歌を聞き

次に流れる　君が代　も一緒に唄って試合に参加します。

昔　相撲好きの祖父が　ＴＶ観戦をしている時　その当時　中学生か高校生の私は

何回もする　仕切り　にうんざりし　

「　何回も同じことをせんでも　１回にすりゃあええのに 」と言ったところ　祖父が

「　この何回もする　仕切り　がええのじゃ 」　と言いました。

この時　祖父も　間   を楽しんでいたのですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

この　うんざり天気は　よさこい の頃からでしたかねえ。