お彼岸には必ず 母ちゃんがおはぎを作った と夫が言います。
今までは買っていましたが お彼岸も明ける頃になって この歳で
初めて おはぎを作ることにしました。
夫の田舎では 1升飯で作ったおはぎをお重に詰めて 自転車に乗り
親戚に配る大役は 当時 小学生の夫だったそうです。
お返しは その家のおはぎをもらって帰ったと言い もらったおはぎは
それぞれ各家の味がしたそうで ほのぼのとした古きよき時代の 昭和
32-3年頃の話でしょうか。
え~とぉ もち米 あんこ きな粉 黒ゴマと メモを持ってスーパーへ。
もち米2合白米1合 計3合で 太り過ぎの12個が完成です。上に掛けたり
中に包むあんこが 予想より膨れて デカくなりすぎました。
クックパッド頼りの初おはぎは まずくとも 食べてもらわねば始末がつかず
娘宅へも配りましたが あまり歓迎してない様子です。
「捨てたりしたら 絶対 バチが当たるきね!」 釘を刺して置いてきました。
昔 母が作ったおはぎも げんこつほどの大きさで 食べでがありました。
今のように既製品のあんこがなく 前の晩から煮るわけで 手間がかかる分
明日はおはぎだ! とワクワクしましたが 今の若者は喜びません。
もっとも あんこもきな粉もスーパーにあり ご飯さえ炊けばすぐ出来ると
便利な世の中になって ありがたみも薄れたのでしょう。