たまに水をやるだけという 非情な主のもとに ふてくされもせず
毎年かわいい花をつけてくれる 金のなる木が 今年も咲きました。
寒い間も 外ですごした金のなる木は 葉っぱの色が悪く冴えませんが
時季がきたら咲いても 主が待ちかねる実力は まだ発揮しません。
〇 泣きながらも よい方を取る 形見分け
〇 形見分け 初めて嫁の 欲が知れ
〇 形見分けの 今でも悔やむ 総絞り
〇 財産を 取り合い 位牌譲り合う
江戸川柳らしいですが 親が亡くなっても 悲しみよりも欲が先に立ち
形見分けや遺産相続に必死となって 兄弟姉妹で話がつかず ついに
裁判になるケースが たくさんあると聞きます。
土地建物を売って そのお金を相続人が分配し 売られた土地にやがて
マンションが建つ こんな話は周りでもありました。
親の残した田畑は要らないが 現金 有価証券類 家も一等地にあれば
その取り分をもらうのが 当たり前という考えは 昔はありませんでした。
親と同居し 最期を看た者が 家屋敷を受け継ぎ 他の兄弟もそれは当然と
考えていた昔と 今は大きく考えが違ってきて 当然の権利を主張する。
また 親の家に何年も住んだから あなたたちは家賃が要らなかった 幸せよ
などと言われたりするそうで 親と暮らし 世話をして看取ったことも なんと!
あなたたちが 好きでやったことでしょ こんな言い方をされた人もいます。
そんな争いは 持てる者の話かと思えば 親の総遺産が 1,000万円以下でも
遺産争いの裁判が 毎年たくさんあるとのことで これにも驚きです。
考えたら母が逝っても 妹と争う遺産はないし 自分たちが逝ったあとも
2人の子が もめることもないと これも寂しいことですが 血を分けた
兄弟姉妹が憎み合うことがない これも 親が残した財産と言えましょう。