個人型DCの掛金は、月額の最低金額が5,000円です。それから1,000円
単位となっており、自営業者や個人事業主の1号被保険者では68,000円、
会社員の2号被保険者では、18,000円までとなっています。
掛金は、増やしたり、減らしたりの変更ができます。
掛金額の変更は、毎年4月から翌年3月までの間で、年1回だけ行うことが
できます。但し、被保険者の種別の変更(1号被保険者から2号被保険者に
なった場合など)では、掛金の上限に違いがありますので、この場合には、
年1回の変更とは関係なく例外的に掛金額の変更ができます。
また、掛金の停止もできます。
この場合には、「加入者資格喪失届け」を提出することになります。
「届け」の提出は、受付金融機関(加入者が申し込み手続きをした金融機
関)を通して行います。個人型DCで積み立てたお金は、運用だけしておく
ことになります。(運用指図者となる。)
その後、拠出を再開することもできます。
掛金の拠出を再開する場合は、改めて「個人型年金加入申出書」を提出し
ます。
この、個人型DCで、掛金の増額・減額変更ができる、拠出の停止・再開が
できるというのは、個人型DCの長所です。掛金を自分のライフステージに
合わせて変更し、積立を続けていくことができます。柔軟な仕組みですの
で、上手に使ってほしいと思います。
●確定拠出年金のことを、DCといいます。
DCは、defined contributionを略したものです。