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適年の移行と利回りの変更に伴う給付減額について

2010-09-14 08:57:33 | 適格退職年金

適格退職年金を他の制度に移行する時、計算利率の変更による給付減額は
可能かということについてですが、読者の皆さまは、どうお考えでしょうか?

適格退職年金の計算利率(予定利回り)が5.5%の場合、この適年を確定給付
企業年金に移行するにあたり、確定給付企業年金の計算利率を現実的な2%と
すると、企業の掛金負担は大きくなります。

適年を中退共へ移行するとした場合では、中退共の予定利回りは1%なので、
この場合でも、企業の掛金負担は増えることになります。

このような計算利率の変更に伴う、企業の掛金負担の増加による給付減額は
可能かということですが、これはまず労働条件の不利益変更になるということ
を抑えておく必要があります。

企業年金・退職金制度の給付減額については、企業が赤字の場合や、企業
年金・退職金を減額しないと、企業の存続が難しい場合等といった条件が、
必要だと考えます。

単に、『計算利率の変更による掛金負担の増加』を理由にした、給付減額は、
あってはならないと思います。

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