適格退職年金を他の制度に移行する時、計算利率の変更による給付減額は
可能かということについてですが、読者の皆さまは、どうお考えでしょうか?
適格退職年金の計算利率(予定利回り)が5.5%の場合、この適年を確定給付
企業年金に移行するにあたり、確定給付企業年金の計算利率を現実的な2%と
すると、企業の掛金負担は大きくなります。
適年を中退共へ移行するとした場合では、中退共の予定利回りは1%なので、
この場合でも、企業の掛金負担は増えることになります。
このような計算利率の変更に伴う、企業の掛金負担の増加による給付減額は
可能かということですが、これはまず労働条件の不利益変更になるということ
を抑えておく必要があります。
企業年金・退職金制度の給付減額については、企業が赤字の場合や、企業
年金・退職金を減額しないと、企業の存続が難しい場合等といった条件が、
必要だと考えます。
単に、『計算利率の変更による掛金負担の増加』を理由にした、給付減額は、
あってはならないと思います。
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日時:9月16日(木)及び9月21日(火)18:30~20:30(開場18:00)
場所:TKPコンカード横浜カンファレンスセンター
住所:横浜市神奈川区金港町3-1コンカード横浜2F(横浜駅きた東口徒歩5分)
内容:「これからの企業年金・退職金制度」
対象:社会保険労務士の皆様
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