褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 ビューティフル・マインド(2001) ノーベル賞受賞者ジョン・ナッシュの半生です

2015年06月06日 | 映画(は行)
 先日(5月23日)のことだが、ノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュが妻アリシアと乗っていたタクシーが交通事故を起こし死亡してしまった、享年86歳。今回紹介する映画ビューティフル・マインドはジョン・ナッシュ氏の半生を描いた伝記映画。天才数学者であり、彼の編みだしたナッシュ均衡は経済の分野でも多大な貢献をし、その業績が認められて彼はノーベル経済学賞を受賞するのである。さぞかし、本作においてジョン・ナッシュ氏の凄さが、ひたすら強調された内容かと思って観ていたら全くの肩透かし。彼の編みだしたナッシュ均衡の説明らしきやり取りが描かれてはいるのだが、俺には正直なところ、よく理解できなかった。しかし、そんな学問的な小難しい内容なんか全く理解できなくてもオッケ~。だいたい本作を観て、ジョン・ナッシュって偉い人だな~と思う人はまず居ない。
 この映画の真骨頂は酷い精神疾患を抱えてしまったジョン・ナッシュと、そんな彼を必死で支え続けようとする奥さんのアリシアの夫婦愛の物語。幻覚を見続けていて、ますます妄想が激しくなる旦那さんに引きずり回される奥さんだが、半ば諦めながらも真実は心の中にあるとの信念を持ち続けて、旦那さん、それ以上に自分自身を励ましているような姿が感動的だ。

 さて、二人三脚で困難に立ち向かう、美しい夫婦の姿が描かれたストーリーとは如何なるものか。
 1947年、プリストン大学院に入学したジョン・ナッシュラッセル・クロウ)は友達付き合いが苦手で、独善的な性格。唯一の友達は同部屋の学生寮に住むチャールズ(ポール・ベタニー)のみ。この世を支配している真理を探し出したい、という想いで1人で研究に没頭する。研究の成果は後の経済学にも影響を与えるナッシュ均衡を発明した。
 そんな彼のズバ抜けた頭脳は、大学の講師をしながらアメリカ政府組織の一員であるバーチャー(エド・ハリス)からも注目され、対ソ連の暗号解読を依頼される。国のために働く喜びを感じ、さらには受講生であるアリシア(ジェニファー・コネリー)と愛し合い、そして結婚。
 しかし、バーチャー(エド・ハリス)からの対ソ蓮の任務は次第に重要性を帯び、しかも何者からか命を狙われるようになってしまうのだが・・・

 前半はサスペンスタッチの要素があり、後半はドンデン返しを喰らわして、ヒューマンドラマの趣きに変貌する構成がなかなか面白い。1本の映画を観て、2本の映画を観たような得をした気分になれる人も居るかもしれないが、俺なんかは前半の部分を後半になっても引き摺っていた為に、ありとあらゆる物が幻覚に見えてしまい、実は奥さんの存在も、ノーベル経済学賞受賞も幻覚でした~、なんてオチがあるのかと思ってヒヤヒヤして観てしまった。
 しかし、ジョン・ナッシュとアリシアの絆の固さを感じさせる言動はとても素敵で観ている我々に美しい心を持たせてくれる。そしてジョン・ナッシュのノーベル経済学賞受賞の功績は、実は妻であるアリシアの存在がとてつもなく大きく、男が大成するには、よくできた女性の力が必要だということが理解できる。
 ノーベル賞の候補のお知らせの発表はこんな降って沸いたかのようにされるのかと驚けるし、またジョン・ナッシュが周囲の人々から尊敬の念を集めるシーンは前半の部分とシンクロして感動させられる。とにかく本作は何かと驚き、感動できる映画だ。しかも、改めて観ると本作のラストシーンは先日の事故を何となく暗示しているようで更に驚いた。
 何かと最近は夫婦仲がギクシャクしているように感じている人、サスペンス映画と恋愛映画をまとめて観たい人、歴代アカデミー作品賞に輝いている映画を観たいのだが、何を観たら良いのかわからない人、先日の事故でジョン・ナッシュという人物を初めて知った人・・・等など映画ビューティフル・マインドはお勧めだ

ビューティフル・マインド [DVD]
シルヴィア・ネイサー,トッド・ハロウェル,カレン・ケーラ,ブライアン・グレイザー,アキバ・ゴールズマン
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


ビューティフル・マインド [Blu-ray]
ラッセル・クロウ,エド・ハリス,ジェニファー・コネリー,クリストファー・プラマー,ポール・ベタニー
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン


 ちなみに監督はヒット作多数のロン・ハワード。彼のお勧めは多数ありますがトム・ハンクス、ダリル・ハンナ競演のスプラッシュ、メル・ギブソン主演の身代金が良いです。

 出演者では出番が少ないながらも精神科の先生役でクリストファー・プラマー。この人のお勧め作品としてスパイク・リー監督のインサイドマンがお勧め。

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