麻薬、薬物、覚せい剤の恐ろしさを描いた映画が今回紹介する映画レクイエム・フォー・ドリーム。あまりにもの不道徳なテーマを扱った作品だが、問題なのは面白く描き過ぎていること。ドキュメンタリータッチに描いていれば、恐らく大して面白くないが文部科学省推薦のお墨付き映画として多くの若者に見せたい内容の映画。しかし、本作はありとあらゆる映像テクニックを使い、刺激的な音楽が使われていたり、アブノーマルなシーンが出てきたり、さすがに学校の先生は生徒達に見せたいと思えないだろう。
しかしながら、教育とは関係なく映画として観れば、多くの人がはまりそうな作品で強烈な余韻に浸れる。ストーリー的には昔からよくあるパターンで、登場人物たちが夢に向かって突き進もうとして栄光を掴みかけるが、急に坂道を転げ落ちていく展開。しかし、多くあるその手の映画が最後の最後で突き落とされるのに、落ちっぷりの方が時間を掛けてジックリ描かれているのが本作の特徴だ。
自らの夢を実現するための代償がコレ!と思わせるストーリーとは如何なるものか。
ニューヨークのブルックリンにおいて。団地に住む未亡人であるサラ(エレン・バースティン)はテレビばかり見ている日々。ある日の事、サラ(エレン・バースティン)に、ダイエットをテーマにした大好きな番組からの出演依頼がくる。サラ(エレン・バースティン)はお気に入りの赤いドレスを着て番組に出演することを夢みていたのだが、すっかり太ってしまって赤いドレスを着ることができなくなっていた。自己流でダイエットに挑戦するが、なかなか成果が表れないことに焦り出したサラ(エレン・バースティン)は、同じ団地の知り合いから聞いたダイエット薬物に手を出し、依存してしまう。
サラ(エレン・バースティン)のひとり息子であるハリー(ジャレッド・レト)はロクに仕事もせずに親友のタイロン(マーロン・ウェイアンズ)と麻薬に溺れる日々。しかし、恋人のマリオン(ジェニファー・コネリー)とは将来の夢について語り合っていて、素敵なカップルに見える。
ハリー(ジャレッド・レト)はマリオン(ジェニファー・コネリー)との夢を実現するために、タイロン(マーロン・ウェイアンズ)と麻薬を売りさばくビジネスに手をだしてしまう。最初こそは順調だったのだが次第にトラブル続きになり、ハリー(ジャレッド・レト)とタイロン(マーロン・ウェイアンズ)は自らが更に麻薬漬けになり、マリオン(ジェニファー・コネリー)は覚せい剤欲しさに自らの体を売る・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/atten.gif)
こいつ等の幻覚、妄想がホラー映画並みに怖い。特にサラ(エレン・バースティン)の幻覚症状のパートはかなりやばいし、ラストの変貌ぶりは化け物。
なんだかんだ言ってもハリー(ジャレッド・レト)とマリオン(ジェニファー・コネリー)の恋愛の様子はとっても素敵なシーンが多いし、なかなか感動させるのだが・・・。従来の映画においては愛の力は様々な困難に打ち克つのが定番なのだが、本作に関しては愛の力ですら手に負えない状態。そして、失う物があれば得る物がある、と言うのは多くの映画でも語られている教訓だが、本作においては失う物ばかり。ハッキリ言って内容は褒められた物ではないが、様々なテクニックを駆使した映像表現や音楽はなんだか惹きつけられるし、麻薬を自らの体に打ち込んだときの瞳が大きくなるシーンが度々出てくるのだが、このシーンが出てくるたびに俺がラリっている気分になる。
もうハッピーエンドの映画には飽きた人、後味の悪い映画を見たい人、破滅へ向かっていく映画が見たい人、ジェニファー・コネリーの美少女時代からのファンの人、もしくはすっかり大人になったジェニファー・コネリーが見たい人、ダーレン・アロノフスキー監督の作品と聞いて心が踊る人には映画レクイエム・フォー・ドリームはお勧めしたい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_warai.gif)
監督は鬼才ダーレン・アロノフスキー、彼のお勧め作品は数学と宗教が融合した難しい内容のπ(パイ)、ミッキー・ローク主演のレスラーが良いです。
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しかしながら、教育とは関係なく映画として観れば、多くの人がはまりそうな作品で強烈な余韻に浸れる。ストーリー的には昔からよくあるパターンで、登場人物たちが夢に向かって突き進もうとして栄光を掴みかけるが、急に坂道を転げ落ちていく展開。しかし、多くあるその手の映画が最後の最後で突き落とされるのに、落ちっぷりの方が時間を掛けてジックリ描かれているのが本作の特徴だ。
自らの夢を実現するための代償がコレ!と思わせるストーリーとは如何なるものか。
ニューヨークのブルックリンにおいて。団地に住む未亡人であるサラ(エレン・バースティン)はテレビばかり見ている日々。ある日の事、サラ(エレン・バースティン)に、ダイエットをテーマにした大好きな番組からの出演依頼がくる。サラ(エレン・バースティン)はお気に入りの赤いドレスを着て番組に出演することを夢みていたのだが、すっかり太ってしまって赤いドレスを着ることができなくなっていた。自己流でダイエットに挑戦するが、なかなか成果が表れないことに焦り出したサラ(エレン・バースティン)は、同じ団地の知り合いから聞いたダイエット薬物に手を出し、依存してしまう。
サラ(エレン・バースティン)のひとり息子であるハリー(ジャレッド・レト)はロクに仕事もせずに親友のタイロン(マーロン・ウェイアンズ)と麻薬に溺れる日々。しかし、恋人のマリオン(ジェニファー・コネリー)とは将来の夢について語り合っていて、素敵なカップルに見える。
ハリー(ジャレッド・レト)はマリオン(ジェニファー・コネリー)との夢を実現するために、タイロン(マーロン・ウェイアンズ)と麻薬を売りさばくビジネスに手をだしてしまう。最初こそは順調だったのだが次第にトラブル続きになり、ハリー(ジャレッド・レト)とタイロン(マーロン・ウェイアンズ)は自らが更に麻薬漬けになり、マリオン(ジェニファー・コネリー)は覚せい剤欲しさに自らの体を売る・・・
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監督は鬼才ダーレン・アロノフスキー、彼のお勧め作品は数学と宗教が融合した難しい内容のπ(パイ)、ミッキー・ローク主演のレスラーが良いです。
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