この世の中において悪事ならずともちょっと興味本位で手を突っ込んでしまうと、なかなか抜け出ることが難しい事がたくさんある。賭博、酒、覚せい剤、風俗・・・、そしてマフィアの世界。刑務所から5年振りにシャバに戻ってきたマフィアの超大物が、すっかり人殺しに嫌気がさし、真っ当な堅気として愛する女性と一緒に楽園で暮らそうと夢を見るストーリー。酒ぐらいなら意志が強ければ辞めることぐらいできそうなものだが、マフィアの世界は自分の力だけでは縁を切るのが大変だということがわかる映画が今回紹介するカリートの道。
本作は数々のマフィア映画の傑作に出演している名優アル・パチーノ主演の映画だが、ゴッドファーザーや狼たちの午後の時に比べて、本作では更に渋味が増し、そしてバリバリに男の哀愁を漂わせる。友情と愛の狭間で苦悩する姿は、観ている我々も熱くさせる。
さて、必死で愛する女性と楽園で暮らすために、マフィアの世界から足を洗おうとすればするほど、トホホになっていくストーリーとはいかなるものか。
ニューヨーク一体を支配していたマフィアの大物であるカリート(アル・パチーノ)は30年の刑期を、親友である弁護士クラインフェルド(ショーン・ペン)の惜しみない尽力のおかげで、わずか5年で刑務所から出てきた。
彼は麻薬ビジネスにおいて仁義を重んじるタイプのマフィアだが、いざ戻ってみると麻薬の取引きの現場では人殺しが横行し、裏切りも日常茶飯事。仁義も信頼もへったくれのない世界にすっかり幻滅したカリート(アル・パチーノ)は、ますますマフィアの世界から足を洗うことを決意し、しかも5年振りに再会した元カノのゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)が相変わらず美人だったことに生きる目的を得て、ニューヨークを飛び出て、南国バハマで彼女と一緒に暮らすために、せっせとお金を貯めることに精を出すのだが否応なしに血の抗争に巻き込まれていく・・・
よくテレビを観ていると、『もう覚せい剤には手を出しません』って言っておきながら何回も逮捕されている人を見かけるが、アル・パチーノ演じるカリートのマフィアの世界から抜け出して、心機一転とばかりにバハマでレンタルカー店への転職したい願いは本物。ところがマフィアの世界は大物であればあるほど、その世界から抜け出ることは難しい。
カリート(アル・パチーノ)の大物振りがわかるところは、昔なじみの人間が次々に訪れて来ること。次から次へと彼の元を『また一緒に仕事をしようぜ』とか『あいつを消してしまおうぜ』なんて話を持ってくる奴がしょっちゅう現れる。断われば逆恨みされてしまうように、本人の意思とは違ってなかなかマフィアの世界から抜け出られない様子がとって切ない。そして、仁義、友情を重んじる彼の姿勢は立派だと思うのだが、そのことがもたらす結末は自然に目頭が熱くなる。
そして本作の監督はけっこうカルトなファンも多いブライアン・デ・パルマ。彼の特徴である流暢なカメラワーク、サスペンス、長回し、エンターテイメント性、シャレ、エロは本作でも健在。彼の作品を多く観ている人ならば、エレベーターののシーンはニコニコしてしまうだろう。
他にもアル・パチーノが元カノを抱くためにチェーン錠を簡単にぶち破って家の中にドカドカ入ってくるシーンは熱い物を感じさせるし、グランドセントラル駅での追跡シーンは流石はブライアン・デ・パルマだと思わせる名シーン。ストーリーだけでなく色々な演出が楽しめるのも本作の優れているところだろう。そして今やハリウッド・ナンバーワンの演技派に登りつめた感のあるショーン・ペンが、ちょっとインパクトのある姿で出演しているのも見所だ。
ちょっと渋いオジサンが好きな人、大人向けのマフィア映画を観たい人、ブライアン・デ・パルマと聞いて心が躍る人、アル・パチーノが好きな人等など結局のところ映画カリートの道は万人にお勧めだ
監督は前述したようにブライアン・デ・パルマ。個人的には非常に当たり外れの大きい監督。しかし、演出とストーリーが噛み合ったときはすごく面白い映画を撮る。お勧めは最近もリメイクされ話題となった基ネタの方のスティーヴン・キング原作のキャリー、色々な古典を題材に盛り込み毒気のある傑作ミュージカル映画ファントム・オブ・パラダイス、ヒッチコックを意識しまくったサスペンス殺しのドレス、本作と同じくアル・パチーノ主演の成り上がりのキューバン・マフィアの運命を描いたスカーフェイス、格好良い男たちに痺れるアンタッチャブル等が面白いです。

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本作は数々のマフィア映画の傑作に出演している名優アル・パチーノ主演の映画だが、ゴッドファーザーや狼たちの午後の時に比べて、本作では更に渋味が増し、そしてバリバリに男の哀愁を漂わせる。友情と愛の狭間で苦悩する姿は、観ている我々も熱くさせる。
さて、必死で愛する女性と楽園で暮らすために、マフィアの世界から足を洗おうとすればするほど、トホホになっていくストーリーとはいかなるものか。
ニューヨーク一体を支配していたマフィアの大物であるカリート(アル・パチーノ)は30年の刑期を、親友である弁護士クラインフェルド(ショーン・ペン)の惜しみない尽力のおかげで、わずか5年で刑務所から出てきた。
彼は麻薬ビジネスにおいて仁義を重んじるタイプのマフィアだが、いざ戻ってみると麻薬の取引きの現場では人殺しが横行し、裏切りも日常茶飯事。仁義も信頼もへったくれのない世界にすっかり幻滅したカリート(アル・パチーノ)は、ますますマフィアの世界から足を洗うことを決意し、しかも5年振りに再会した元カノのゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)が相変わらず美人だったことに生きる目的を得て、ニューヨークを飛び出て、南国バハマで彼女と一緒に暮らすために、せっせとお金を貯めることに精を出すのだが否応なしに血の抗争に巻き込まれていく・・・

よくテレビを観ていると、『もう覚せい剤には手を出しません』って言っておきながら何回も逮捕されている人を見かけるが、アル・パチーノ演じるカリートのマフィアの世界から抜け出して、心機一転とばかりにバハマでレンタルカー店への転職したい願いは本物。ところがマフィアの世界は大物であればあるほど、その世界から抜け出ることは難しい。
カリート(アル・パチーノ)の大物振りがわかるところは、昔なじみの人間が次々に訪れて来ること。次から次へと彼の元を『また一緒に仕事をしようぜ』とか『あいつを消してしまおうぜ』なんて話を持ってくる奴がしょっちゅう現れる。断われば逆恨みされてしまうように、本人の意思とは違ってなかなかマフィアの世界から抜け出られない様子がとって切ない。そして、仁義、友情を重んじる彼の姿勢は立派だと思うのだが、そのことがもたらす結末は自然に目頭が熱くなる。
そして本作の監督はけっこうカルトなファンも多いブライアン・デ・パルマ。彼の特徴である流暢なカメラワーク、サスペンス、長回し、エンターテイメント性、シャレ、エロは本作でも健在。彼の作品を多く観ている人ならば、エレベーターののシーンはニコニコしてしまうだろう。
他にもアル・パチーノが元カノを抱くためにチェーン錠を簡単にぶち破って家の中にドカドカ入ってくるシーンは熱い物を感じさせるし、グランドセントラル駅での追跡シーンは流石はブライアン・デ・パルマだと思わせる名シーン。ストーリーだけでなく色々な演出が楽しめるのも本作の優れているところだろう。そして今やハリウッド・ナンバーワンの演技派に登りつめた感のあるショーン・ペンが、ちょっとインパクトのある姿で出演しているのも見所だ。
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監督は前述したようにブライアン・デ・パルマ。個人的には非常に当たり外れの大きい監督。しかし、演出とストーリーが噛み合ったときはすごく面白い映画を撮る。お勧めは最近もリメイクされ話題となった基ネタの方のスティーヴン・キング原作のキャリー、色々な古典を題材に盛り込み毒気のある傑作ミュージカル映画ファントム・オブ・パラダイス、ヒッチコックを意識しまくったサスペンス殺しのドレス、本作と同じくアル・パチーノ主演の成り上がりのキューバン・マフィアの運命を描いたスカーフェイス、格好良い男たちに痺れるアンタッチャブル等が面白いです。

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