月曜日の朝、朝刊を広げてびっくりした。中世の面影を残すベルギーの古都ブルージュ。人口12万の世界遺産の街は、もうひとつの顔を持っているというのだ。「古都と認知症」、一体どういうこと?ベルギーを旅行したのは2000年だった。中世の面影を残すロマンチックな街だった。
新聞を読むほどにびっくりした。「認知症」にやさしい街だというのだ。NPO法人、行政と地元住民が協力して、包括的な地域作りをしているのだとか。こういった活動は、行政だけでは出来ない。やはり、地元住民の協力が不可欠なようだ。
(運河が街の交通の手段になっていると同時に観光にも役立っているようだ。
運河の近くで、絵を描く老人がいて、それを眺める市民の姿が平和的だった)
最近、我が家では認知症について話し合うことが多くなった。というのは、近所に明らかに「認知症」が進行していると思われる方がいるのだ。さて、自分が仮に認知症に侵された時、自分では自覚出来ないのだろうか。この方の言動を見ていると、どうもそのように思われる。そして、困ったことに、配偶者の方がそのような現状を認めようとしないこと。早めに医者に相談すれば、あるいは病気の進行を遅らせることも出来るのでは、などと思うのだが・・・。身近な例を見ても、なにも手を差し伸べられないもどかしさ。自分に何が出来るのだろうか?そんなことを考える今日この頃である。