しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

パソコン・ソフトの不可解

2012-07-29 15:44:47 | Weblog

(第一回目からのDVD。我ながらよく作ったものです)

 去る7月22日(日曜日)に開催したコンサートでは、いろいろ不手際があったこともあり、私にとってはいつまでも記憶に残るコンサートになった。

 2007年に第一回目を開催して、今回で六回目。今回もまたビデオ撮影した動画を多少編集して、DVD化した。今日、第一回目のコンサートからのDVDを取り出してみた。私にとってはどれも貴重な財産に思われる。久しぶりに第一回目のコンサートのDVDを鑑賞。森岡紘子さんの圧倒的な美声と声量に驚嘆。ピアノの福由香さんは益々美しくなられたようだ。

 それにしても、今回ほどビデオ編集とDVD化に苦労したことはなかった。ビデオ編集には以前から「Power Director」というソフトを使っているのだが、このソフトをバージョン・アップしたことで、思わぬ問題が発生してしまった。

 昨年までは、「Power Director ver.6」を利用し、何等問題なく使っていた。昨年「Windows 7」パソコンを追加導入したので、「Power Director ver.9」 をインストールしたこともあって、そちらのパソコンで編集してみた。他のパソコン・ソフトでも感じるのだが、バージョン・アップした結果、余計な機能がやたら多くなり、使いづらいこと夥しい。それでも、なんとか編集を終えて、DVDを作ってみた。驚いたことにこの操作が何とも複雑なのだ。それでも何とかDVDを完成したのだが、この出来上がったDVDがパソコンでは再生出来ても、DVDプレーヤーでは再生できない。正直参ったです!何度も、何度もやり直してみたものの結局駄目。私の知識も未熟かもしれないが、こんなに分かりづらいソフトも珍しい。

 とうとう、XPパソコンで、Power Director ver.6 を利用してDVD化。今後は、ビデオ編集には他のソフトの利用を検討しようと思ったものです。バージョン・アップしたPower Director は編集画面が暗くて見ずらいし、編集の途中でやたらコマーシャルが出て来て、更に上のバージョンを買えなどと言う。この商業主義にはうんざり。ともあれ、なんとかDVD完成。やれやれ!

 

 


忘れ得ぬ一言

2012-07-25 06:39:11 | Weblog

 

 21日(土曜日)から22日(日曜日)にかけて、ちぎり絵展とコンサートを同時に開催しました。日程を決めてから、開催当日までの本当に長かったことよ。そして、コンサート当日は手違いの連発で、これまた苦しい一日でした。

 ちぎり絵展をコンサート当日の正午までに設定したのが大失敗の始まり。正午からきっちり「リハーサル」を始める筈がどんどんずれ込んでしまいました。出演者が食事をしたり着替えをしたりする時間がない!あんなにあわてたことなかったです。リハーサルの場所が別にあればあんなにあわてることはなかったのですが・・・。ともかくなんとか時間通りに開場。平素はギャラリーとして使っている会場ですから、やはりコンサート会場としては適当ではなかったと後悔しています。

 コンサートそのものは本当に素晴らしく楽しいコンサートでした。ソプラノ、テノール、ピアノに加え、今回はチェロが入ったことで、今までとは違う素敵な時間が持てたと思います。チェロの独奏曲(白鳥、黒鳥)を間近で聴くことが出来たのは来場した皆様にとっても嬉しいことだったと思います。

 町内の親睦会(さつき会)で開催したコンサートとしては6回目となりました。考えてみれば、熱し易く冷めやすい私が、よくぞこんなに長く続けたものよと自分でも呆れ、そして不思議です。最初、2007年(平成19年)にコンサートを企画した時は、全くの素人でした。素人であることは今も変わりません。出演者、特に森岡紘子さんには散々ご迷惑をかけて来たことでしょう。

 こんなにも長くこのコンサートを続けたのは、ひとつには森岡紘子さん、福由香さんの音楽家としての魅力に惹かれたからに違いありません。音楽家としての魅力に惹かれたのは勿論ですが、人柄がまた素晴らしい。

 私の長い人生で、忘れ得ぬ一言があります。2007年、初めてこのコンサートを計画した時のこと。慣れない私にはいろいろな心配やら不安がありました。その一つに「コンサートを開催してお客さんが少なかったらどうしよう」ということがありました。思い余って、森岡さんにメールしてしまいました。一所懸命努力しますが、お客さんが少ないかもしれません。その時は本当に申し訳ありません。お許しください。そんな内容でした。折り返しすぐに返事がありました。

 「私の歌を喜んで聴いて下さる方があれば、私はたとえお一人の前でも歌いますよ」 あの一言は生涯決して忘れるものではありません。コンサートを企画し、準備を進める度、私はいつもあの一言を思い出しています。

(従妹から頂いたお花)

 


宇宙はささやく

2012-07-14 17:13:05 | Weblog
宇宙はささやく―「真昼の星」が教えてくれること
佐治 晴夫
PHP研究所

 身辺整理は遅々として進まず、暑さのせいもあって、いらいらが募る毎日ではある。 かさばるものと言えば、本と雑誌。それにLPレコード、音楽CD、VHSテープなどなどだ。不要になった本を整理しようと棚から下ろすのだが、面白そうな本が出て来ると、ついつい読みふけってしまい、時間ばかりが流れる。「佐治晴夫」という著者名は聞いたことがある。探していたら、他にも「宇宙の風に聴く」という冊子もあった。

 以下、この本からの引用:

 私たちの体を作っているすべての原子、分子のもとは、みんな星の中で合成されたものばかりだ。しかもそれらは、星が一生を終えて大爆発(これが超新星爆発)することによって宇宙空間にまきちらされ、そこから地球が生まれ、私たちが生み出された。私たちは一人の例外もなく、「星のかけら」だった。あなたも私も、みんな星の熱い炉の中をくぐりぬけて来たということ。あなたという人間がここに存在できたのは、あなたの両親となる2人が存在したから。あなたの両親が存在するためには、あなたの両親の両親、つまり父方と母方の祖父母があわせて4人必要だった。例えば、33代さかのぼったとすると、いまここにあなたを生み出すために直接かかわった人々の数は、2を33回かけあわせることによって求めることができる。すなわち、2の33乗=8589934592(人)だとある。

 難しい話だが、なんとなく分かったような分からないような。命の大切さをあらためて思い知らされた。

 雨の日の花たち。