母49日の法要の前日、私と私の妹、弟二人の四人で札うちに行きました。親父が亡くなったときも札うちに行ったことを思い出します。この「札うち」という行事(儀式か?)は鳥取県西部地方独特のものなのかどうか、実はよく知りません。
身内の者が亡くなってから49日以内に、戒名を書いたお札を7回貼付けに行くのです。札には紅白があり、最後の一回だけ赤札になるそうです。故人があの世で良いところへ行けるようにと願ってお寺を回るのですね。写真にある通り、各お寺には紅白のお札が沢山貼られています。
そして、最後へ行ったのが錦公園(きんこうえん)です。米子市の内海にある公園でした。私たちも、この公園にある大きな岩に最後のお札をぺたぺたと貼りました。錦公園には、私の少年時代の思い出が沢山詰まっています。弟たちと昔の話をしながら、札うちに回るのも悪くないですね。
親父とは錦公園にごず釣りに来た思い出があります。当時はいくらでも釣れましたね。串にさして天日に干したものです。最近はこの魚、貴重な代物らしいです。ごず