しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

ふるさとの味

2005-12-31 09:08:39 | Weblog
 31日の午前3時頃に目が覚めたら、それから寝付かれませんでした。つい二三日前までNHKのBS放送で再放送していた「宮廷女官チャングムの誓い」のなかで、女官チャングムが王様に云っていましたね。「眠れない時は、無理に眠ろうとしないことです」、「大切なのは、心を安らかに、あるがままに時を過ごすことです」と。(たしか、そのように云ったと思うのですが・・・違ったかな?)
 
 夜中に目が覚めたとき、以前はなんとか早く眠ろう、早く眠ろうとあせっていました。聡明で美しいチャングムに諌められたら王様ならずとも、その助言に従ったほうがよさそうです。私もチャングムの言葉を信奉することにしました。そして、お正月の料理についていろいろ考えておりました。

 お正月の料理も地方、地方によって随分と違います。私が生まれ育った鳥取県と東京では料理は勿論ですが、味付けも大層違います。妻と私がお互いもっともびっくりしたのはお雑煮でした。私にとっては丸餅を入れた「あずき雑煮」こそがお正月に食する「お雑煮」だったのです。結婚して初めてのお正月、私が期待した「お雑煮」は食べれず、「そんな甘いお雑煮を食べるの?」と妻はびっくりしていました。

 お料理の味付けも地方、地方で違いますね。しかし、長い年月一緒に暮らしていると、私の舌もすっかり妻の味付けに慣らされてしまったようです。たまに田舎へ帰ると、逆にびっくりすることが多くなりました。それでもやはり「ふるさとの味」は懐かしいです。

 お正月は私達の長男、次男、長女の家族が年に一度勢ぞろいする日です。総勢十六名の胃袋を満たすためには、かなりの量の食材を準備せねばならず、大晦日は大変ですね。(私は買い物のお手伝いをするだけですから、大変だ!などと騒ぎたてるのは一寸可笑しい (^J^) かも)

 お正月のご馳走がなるべく以前のものと重複しないよう、お正月の都度、その年のお正月料理を写真に撮って残しています。しかし、最近は妻も年取ったせいか、手抜きが多くなったような気がします。

捨てるということ

2005-12-29 09:04:33 | Weblog
 年末ともなると、新しい年を迎える準備に皆さん大忙しです。そして、その作業の一番大きな部分は捨てるということですね。

 私の弟からメールが来て、宝島社「捨てる!」技術という本を買ったとありました。そして、まず「捨てる」ことから始めようと作業を開始したそうです。古い書類などをどんどん整理して破ってゴミ袋へ放り込んでいたそうですが、大事な書類も破って捨てたのに気づき、あわててまたゴミ袋から取り出したそうです。そして、ジクソーパズルよろしく、セロテープで破った紙を貼り合せて略々90%は修復できたそうです。そんなにまでして、修復しなければならなかったのかな?現役時代の技術資料など歴史的遺産だから、やはり捨てるに忍びなかったのでしょうね。多分日の目を見ることのない資料だと思うのですが(間違っていたらゴメン)自分の思い出を大事にしたい気持ち、よく分かります。私も同じようなことやっていますので・・・

 私が親しくしていたアメリカの男性から、あるとき、大きな封書が届き、中を開けたらお互いの写真がごっそり入っていました。沢山写真を撮っていたのですね。こうやって思い出の写真を送り返すということは「私と絶縁」ということかと訝ったのですが、文面から察するにそうではなかったのです。年をとって身の回りを整理したいということで、写真なども片付けたそうです。破って捨てるかわりに、私のところへ送り返したそうです。日本人とアメリカ人の違いを垣間見たような気がします。日本人は一般的にウエットな人種だと思うのです。ですから、私などこんなことは到底出来ません。

 インターネットで「捨てる」という言葉で本を検索したら、いやぁーもうびっくりです。あるは、あるは、「捨てる」に関連した本、本当に多いですね。びっくりしました。ことほど左様に「捨てる」ことは難しいようです。捨てるのは「物」だけでないこと思い知らされました。


心のシンプルライフ―「過去」「感情」「未来」「葛藤」「正しさ」「自分」…。心の不要品をすべて、徹底して捨てる技術。

ヴォイス

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(読みたい本いろいろありますが、この本面白そうですね)

夫婦仲とは?

2005-12-27 15:22:45 | Weblog
 週に一日出社している先からメールが入り、今週は休みにしてくださいとのことでした。嬉しいような淋しいような。出かければ、帰りにパソコン・ショップを覗くとか、平素行けないところへ寄り道するとか、そんな楽しみもあるのですが、年内はそのような楽しみもなくなってしまいました。(丸の内のイルミネーション見たかったです、残念)

 出好きな妻も今週は出かける予定がないようで、久しぶりに朝から晩まで付き合うことになりました。ちぎり絵、民謡、カラオケ、ピアノなどなど、ほとんど毎日のように出かけるので、私もホットしている部分があります。若い時ならいざ知らず、年齢を重ねると自己主張が強くなり、時に摩擦も生じます。お互いすれ違い生活で、助かっているということもあります。

 妻のところへ、時々電話をよこす友達は、話によれば夫婦仲があまりよくないそうで、ひところ離婚も考えたとか。四六時中けんかが絶えないとのこと。それで、「あなたのところはどう?」と聞かれるそうですが、「うちはけんかはしませんよ」と答えているそうな。うーん、確かにけんかはしないですね。する元気もないかもしれません。(ハードボイルドの代名詞のような男優、渡哲也さんが熟年離婚とかいうドラマに出ているとかで、評判になったようですが、どう考えても渡さんにはふさわしくないような気がして見る気になれませんでした。それと、私達の場合、熟年というレベルをはるかに超えてしまいましたし)

 というわけで、今日は午後から運動がてら駅まで歩いてきました。片道2キロですから、運動量としては適当です。天気はいいのですが、風があり、冷たかったです。しかし、体を動かすのはやはり気持ちいいです。
(写真はお正月用のちぎり絵。花に比べ一寸木が太すぎるような気がするのですが、云わぬが花かもしれません)

永遠の課題

2005-12-25 22:03:18 | Weblog
 年の暮れともなると、どこの家庭でも新しい年をむかえる準備に大忙しですね。我が家も例外ではありません。平素は妻と二人きりの生活ですから、勝手気ままに散らかし放題です。しかし、お正月には長男、長女、次男の家族が集まるので、否応なしに部屋を片付けねばなりません。これ我が家の年中行事です。

 朝日の夕刊に「人口減時代、改革が急務」と出ていました。「少子化対策が小泉政権の大きな課題の一つ」だとありました。社会的貢献という点で、私自身たいしたことやってきませんでしたが、人口増には多少は貢献したかもです。

 そんなことはさておき、なにか片づけの極意といったものはないのでしょうか?どうも整理整頓とか、片付けるとか、そういったことが不得手で弱っております。「いつか片付けようと思いながらできないあなたへ」(PHP文庫)、「超」整理法(野口悠紀雄著)などいろいろ本は読んでいるのですが、相変わらずダメです。こんな調子だと未来永劫、このテーマに苦しめられることになりそうです。

本屋さんが消える

2005-12-24 08:24:23 | Weblog
 本屋さんをのぞくのとても楽しいですね。我が家から300メートルくらいのところへ一軒あります。規模は中くらい、いつもお客が少なく、これで商売が成り立っているのかな、などと思うこともありました。

 この間、パソコンで使うA4サイズの用紙を買いに行ったら、用紙コーナーはがらがらで、目当ての品物はなし。そういえば、入口に文房具3割引きとありました。しかも、そのあと商品の補充はしてないらしい。

 一昨日、また本屋さんを見に行きました。なんと入口には「文房具5割引き」とあります。そして文房具のコーナーは商品が極端に少ないのです。家に帰ってその話をしたら、あの店は30日で締めるそうよ、と云うのです。ああ、それで納得。

 この本屋さん、結構長く続いた方ではないかと思います。それも遂にダメのようで淋しいですね。最近は、著者、題名が分かっていると、インターネットで本を購入することが多くなりました。とはいえ、やはり本屋さんで、感触をたしかめながら本をめくり、「買うべきか、買わざるべきか」などと迷いに迷って、ハムレットよろしく決断するのも楽しいものです。あぁー、とうとうその楽しみも消えうせるとは!

 聞くところによると、この本屋さんの主は大地主で、たとえこの本屋がだめでも、びくともしないとか。

ブログを始めてよかった

2005-12-23 09:16:19 | Weblog
超実践!ブログ革命―共感が広がるコミュニティ作り

角川書店

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 今年1月にブログを始めて、とうとう12月になりました。日記ならば、三日坊主で終ってしまうところが、1年間も続いたということは、私にとっては画期的なことです。途中で挫折しかかった時もありましたが、コメントを書いてくださった読者の方たちに後押しされて今日まで続けることが出来ました。感謝しています。

 今回、「超実践ブログ革命」という本を購入して読んでいますが、あらためてブログの本質について教えられることが多く、読みごたえがあります。まあ、そんなに難しく考えなくても、私の場合、友人、知人、或いは全く知らない人たちとのコミュニケーションの場にもなっており、人との縁の重さやつながりを感じることが出来て嬉しく思っています。こんなことがあるから、私も挫折することなく、ブログを続けることが出来たのですね。

 いろいろなブログを見て歩いて、教えられることも多々あります。読んでお終いでなく、忘れないよう書き留めています。

 高齢者になったら気をつけるべきこと:
 ○ 自慢話をしない
 ○ 人の悪口を云わない
 ○ 愚痴をこぼさない

 人生を楽しむために:
 ○ 一人で楽しむ趣味を持つ
 ○ 夫婦で楽しめる趣味を持つ
 ○ 友達と楽しめる趣味を持つ

 なんでもないことのようで、平素忘れてしまっていることですね。こんなこともブログをサーフィンして教えてもらったことです。これからも、このブログ続けたいと思っています。


歯磨きについてのメモ

2005-12-21 19:35:41 | Weblog
 俎板の鯉というタイトルで歯についてブログを書いたばっかりでしたが、夕方のTVで面白い、参考になる番組があったので、忘れないよう書き留めることにしました。

 1.フッソ入りのハミガキを使うとよい。
   (1)磨いたあと、コップに1センチくらいの水を入れて、それで
      ぶくぶく30秒うがいする。
     (フッソを使ってうがいするのが良いが、一般人は購入できないので)

   (2)そのあとはしばらく食べない方がいい。
     
 2.キリシトール入りのガムが有効。刻んだキャベツを食べるのもいい。

 3.歯周病予防のため、定期的に歯医者に行くこと。
     (歯が痛くなってからでなく。3ケ月に一度くらい)
  
 4.ハミガキのやり方に気をつける。力を入れても無駄。

 などなど、随分と参考になる番組でした。以上、自分自身のため書き留めました。


俎板の鯉

2005-12-21 15:46:34 | Weblog
 病院というところ、特に歯医者さんというのは、何度行っても慣れるということがなく怖いところですね。歯石をとる予約があったので、やむを得ず、歯医者さんへ行ってきました。

 「水が苦手のようですから、なるべく水は使わないようにやります」と担当の女性。(こういう女性の正式名称はなんと云うのでしょう?)今日の担当者は今までになくやさしかったですね。歯の治療が始る前、いつも「おてやわらかに」などと云うもので、逆に荒っぽくやられる場合もありますが、今日は大丈夫でした。しかし、担当の女史が「俎板の鯉ですね」と云って、にやと微笑んだ時は、一寸どきっとしましたね。たしかに「俎板の鯉」ではありますが、歯医者さんでそのようなセリフを聞くとは! 冗談がきついです。

 治療を受けながら、いろいろ思い出していました。あるとき、中国から来ていた女子留学生が歯が痛いというので、歯医者へ行けよと云ったところ、日本の歯医者さんが怖いと云うのです。しかし、そのままにしていたら悪くなる一方ですから、説得して歯医者へ行かせました。終って、「どうだった」と聞いたところ、日本の歯医者さんは素晴らしい、全然痛くなかったと、感激していましたね。その女性の話(現在のことは知りませんが・・・)中国で治療を受けた時、麻酔も使わず、ゴリゴリやられ、治療中は悲鳴の上げぱなっしで、涙ボロボロだったそうです。
そういえば、以前、友人が海外へ赴任する時は、必ず日本で事前に治療を受けていました。やはり日本人は手先が器用だし、親切だから、安心して治療を受けることが出来るのですね。

 こんなこと思い出しながら、俎板の鯉よろしく観念していましたら、「終りました」ですと。やれやれ!

70才でゴルフを始める人もいるというお話

2005-12-18 17:51:13 | Weblog
 昨日は町内のゴルフ大会でしたが、冬にもかかわらず、晴天に恵まれまずまずのゴルフ日和でした。今回が町内のコンペとしては第90回の大会になりました。ひとつの小さい町としては、異例のことかもしれません。まずはご同慶の至りです。

 懇親会兼忘年会は、帰宅後町内の自治会館で行いましたが、これには多数の奥方の参加もあり、盛会でした。競技ともなれば、勝者あれば敗者ありで、悲喜こもごも、これは仕方ないことかもしれません。それにしても、私は○十年ゴルフをやっていながら、さっぱり上達せず、ゴルフというスポーツは余ほど私には向いてないようだなどとぼやいています。(練習やそれなりの努力もせずに上達しない、などとうそぶくのは、どうかと思う・・・どこからか、そんな声が聞こえて来ます)

 その席で、来年の年末の忘年ゴルフ兼忘年会について提案があり、幹事を指名されました。「来年のことを云えば、鬼が笑う」とか、「来年元気でゴルフやっているかどうか分からないよ」などとはぐらかしていたのですが、どうも受けざるを得ない雰囲気になってしまい、全く弱りました。

 こんなに下手なゴルフなら、もうやめようか、などと家に帰ってから話していました。成績が悪いと、ゴルフもさっぱり楽しくないですね。女子プロの新鋭「宮里藍ちゃん」がトーナメント競技に於いても「楽しんでやります」などと宣言するのを聞いていると、本当に脱帽します。所詮は懇親のゴルフなのだから成績など気にしないで、楽しめばいいはずなのに、凡人にはそれが出来ない。

 妻の曰く「佐久間の叔父さんは70才からゴルフ始めたでしょう」うーん、そういえば、叔父さん(妻の方の叔父)は80才でもゴルフ楽しんでいました。社交ダンスを楽しみ、絵画教室で裸婦のデッサンをやり、カラオケもやりと、全然年を感じさせませんでした。そんなことを思い出させる妻の話に、一寸成績が悪かったから、もうやめようかな、などと弱音を吐いていた自分が情けない。

 この叔父さん、70才になってゴルフを始めたのですが、会社の屋上で練習をしていたそうです。見かねた女子社員がいろいろと助言して教えてくれたそうです。結局、この女子社員に教わってゴルフが出来るようになったのですね。私もいっしょにプレーしたことがありますが、淡々としたゴルフで、これが本当にゴルフを楽しんでいる姿なのだなと、実感した覚えがあります。

 たかがゴルフ、されどゴルフ、私の未熟さ加減を思い知らされました。


 

結婚記念日を思い出す破目に

2005-12-15 18:23:58 | Weblog
 妻に頼まれて、銀行のATMでお金を引き出そうとしたのですが、うっかりして暗証番号を間違えてしまいました。間違った番号で何度も試みたので、「銀行の窓口に来なさい」というメッセージが出てしまいました。

 仕方なく、家に電話、番号を確かめたら、「○○○○です」と。「えっ、なんで?」と尋ねる私に、妻の回答は「生年月日はダメと云われて、番号を変えたでしょう」でした。なんで、こんな番号に変えたの、と尋ねると「結婚記念日」ですよと。全く余計なことをしてくれたものです。そんな日にち覚えているわけがないでしょうに・・・

 仕方なく、銀行の窓口へ行き事情を説明したのですが、無駄でした。このカードは無効になりました。新しい暗証番号でカードを再発行します、ですと。全くやっかいですね。というわけで、結婚記念日の日をしっかりとインプットする破目になりました。