しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

残された月日

2009-10-31 17:44:34 | Weblog
 私は自分のブログの自己紹介で、モットーは「生涯現役」「人生一日」と書いています。実行出来るかどうかは別にして、自分の目標にしたいと常々思っています。「人生一日」、今日一日の人生だったら、私は何をするのでしょう。

 親しい友人が、突如「末期です」と宣告された。その日のことを、私は決して忘れることがない。なぜなら、その日は私の誕生日と同じ日だったから。その時点では、彼は全く自覚症状はなかったのです。

 あの日から7ケ月が過ぎました。彼は身辺整理に励む一方で、親戚、知り合い、そして親しかった友人とも会ったりして、最後の日を迎える準備をしていました。自分の好きな音楽CDからベスト盤を作成、親しい友人に配っていました。私もベスト盤作成に一役買いました。

 自宅療養も遂に限界で、今週遂に入院することになった。自宅を出て車に向かう間、私の手を握って離さなかった彼。どんな言葉をかけたらいいのやら・・・。遂に言葉が見つからなかった。

 秋ともなれば、庭の花も盛りを過ぎたのか、ひっそりと隅っこにうずくまっています。近所のご主人が植えてくださった朝顔が今頃になって花を咲かせています。ミニ・ヒマワリもしぶとく花をつけています。そして、アプチロン、ランタナ、ニチニチ草も・・・。草花は枯れても、年が変わればまた芽を出し、花を咲かせる。なのに、人にはそれが出来ない。子供のころそんなこと考えたことがありました。












 

懐かしいうた コンサート

2009-10-25 12:09:25 | 音楽
 

 

 10月21日(水)旧東京音楽学校奏楽堂で「日本のうた・唱歌・童謡の成り立ちをめぐって」と銘打ったコンサートへ行ってきました。プログラムは写真の通りですが、一寸見にくいので、以下に書くことにしました。

 花 荒城の月 庭の千草 ロンドンデリーの歌 春の小川 朧月夜 夏は来ぬ
 海(松原とおく) 村祭 紅葉 冬景色 故郷 赤とんぼ 青い目の人形
 証城寺の狸囃子 出船 富士山見たら 平城山 ぞうさん 花の街 
 最後は歌劇{夕鶴}より 「与ひょう、私の大事なひょう」「与ひょう、からだ を大事にしてね」 

 お目当ての森岡紘子さんはもとより、当日の歌はすべて本当に素晴らしかった。そして何より、高橋大海先生の味のあるトーク、これによってコンサートは大いに盛り上がりましたね。これまで日本で歌いつがれてきた「うた」「唱歌」「童謡」などなど。その生い立ち、背景の説明など、今までしらなかったことも多く、あらためて、この日本の素晴らしい遺産を後世へ残すべきとの思いを強くしました。

 あとで、森岡紘子さんからもらったメール。
<鳥取の自然の中で育たなければ、私は歌を歌っていないのではないかとさえ思います。美しい自然を何かに残したいと思い、辿りついた答えは、自然に触れた感動を歌にのせて歌うということでした。故郷の風景と歌というのは、それほどまでに強く結び付いています、と。>

 数多くの曲を作曲した「岡野貞一」に感謝。http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=82708

怒った、笑った、そして悲しんだ

2009-10-20 09:04:34 | Weblog
 16日(金)学生時代の仲間と久しぶりにゴルフへ。終わってからのビールが楽しみで、みんな電車を利用するようになりました。電車で東武東上線の終点「小川町」駅まで。示し合わせて電車の最前部へ乗車。下車したら、なんと改札口は電車の最後尾あたり。長いホームを歩いて改札へ向かうものの、意外に時間がかかってしまいました。

 駅を出た途端、なんと目の前をクラブバスが発車してしまった。やむなくタクシーでコースへ向かう。それにしても、駅から降りてくる人を確認するとか、それくらいの配慮がないものですかな?

 ゴルフ場のフロントで事態を説明したが、フロントの男性(2名)には、このことについては全く無視された。最近の若者は外国人並み、簡単には謝らないようになったもののようです。(一言謝ってくれれば気がすむのだが・・・)

 それでも、ゴルフはスタートすればそれなり楽しいものですね。ナイスショットに喜んだり、ミスショットに嘆いたりと大忙し。そして終わったあとの湯上りのビールはまた格別です。

 10月17日(土)、かねて療養中だった友人の訃報の連絡があった。碁が強かった友人。なんでそんなに早く逝くの?

 10月18日(日)、朝早く斎場へ向かいました。告別式の開始時間は午前10時からというのです。2時間かかってようやく斎場へ到着。しかし、なんと全く人の気配なし。途方に暮れていたら、故人の次男と名乗る男性が現れ応対してくれました。告別式は12時半からだと言うのです。奥様には電話でお悔やみを申し上げ、線香をあげて退出することに。それにしても、連絡をくれた友人は間違いなく10時と言いましたね。



(妻のちぎり絵、勝手に拝借)

「フィガロの結婚」を楽しむ

2009-10-13 20:54:06 | 音楽


 10月9日(金)は、松戸の聖徳大学へ行って、オペラ「フィガロの結婚」を楽しんで来ました。大体のあらすじは頭に叩き込んでいたつもりでしたが、ところどころあまりよく分からない場面もありました。まあしかし、ドタバタ喜劇だと割り切って、あまり堅苦しく考えないことにしていたので、それなり楽しかったです。お目当ては勿論、美少年「ケルビーノ」役を演ずる森岡紘子さん。彼女が歌ったアリア「恋とはどんなものかしろ」、文句なしに堪能しました。

 席は2階だったので、あらかじめ双眼鏡を用意していきました。これは大正解でした。顔の表情までもばっちりと見えるではありませんか。いゃーよかったです。美少年ケルビーノ、さぞやお城のなかでの人気もすごかったでしょうね。オペラの中では、跳んだり跳ねたり、おまけにすってんころりん。あれも演技だったのかな?痛くはなかったのかな、などと一寸心配しました。

 あとでもらったメールには、「いつも通りのプライベートな姿そのままをお見せしているようで・・・」とありました。今度ぜひ裏話など聞きたいものと思っています。

 このオペラを解説したパンフレットを読んでいたら、「文・森岡紘子」とありました。こんなところでも頑張っているのですね。




迷路からの脱出

2009-10-02 08:30:31 | Weblog
(迷路)


 2週間前に迷路に入り込んでいました。大事な定期券入れが行方不明になったのです。保険証、住基カード、バス・カード、Pasomo カード、西武線の回数券、家電量販店のポイント・カードなどなど、私にとっては大事な三種の神器みたいなもの。それに、あの定期入れは長男の嫁が父の日のプレゼントで贈ってくれた「ブランド」もの。悔し~い。

 外で落とすことはない、家の中で失くしたと思ったのですが、散々探しても見当たらず、仕方なく警察にも届けたようなわけです。すぐに困るのは、保険証などです。市役所へ行き、保険証を紛失した、再発行願いますと言ったら、窓口の女性、小生の顔をしげしげ眺めて「後期高齢者医療被保険者証」ですか、ですと。全くもう。わざわざ、後期高齢者・・・などと強調することもあるまいに。保険者証、住基カード、ポイント・カードなどの再発行も終了。バス・カード、Pasumo カードなどもすべて購入。落ち着きを取り戻していました。

 ところが、なんと昨日、突如件の定期入れが出て来たのです。家で机の周りを整理したり、掃除していました。机の下から出て来ました。もっと早く出てくれば飛び上がって喜ぶところですが、昨日は少しも嬉しくなかったですね。

 というわけで、上図は迷路に迷い込んだ自分をイメージして描きました。