最近、カラオケを歌う時はきまって「アメリカ橋」を歌っています。メロディが軽快だし、歌詞にもなんとなく共感するものがあります。
風が足もとを 通り過ぎてゆく
久しぶりだねと 照れてわらいあって
アメリカ橋のたもと ふと通うぬくもり
やるせない恋 埋めた街 角部屋の灯り
石だたみ 石だたみ 思い出続く
いつか いつか 熱かった青春
君は変わらない 月日は過ぎても
髪を切ったので 少し若くなった
アメリカ橋のたもと 黄昏が間近い
煙草やめたの いつからと それとなくきいて
眼をそらす 眼をそらす ガラスのむこう
遠い 遠い かえらない青春
アメリカ橋のたもと それじゃと手をあげる
そっとコートの衿たてた さり気なさおいて
人の群 人の群 誰もが他人
はるか はるか あの頃が青春
昔の恋人に偶然会ったのか、或いは昔の同級生の集まりで再会したのか、いずれにしてもかえらない青春を懐かしむ、素晴らしい歌詞だと思います。
しかし、それ以上のことは何にも知らないで歌っていました。2週間ほど前の町内のカラオケでも、またこの歌を歌いました。とその時、「アメリカ橋」ってどこにあるの?と聞く人がいたのです。そんな名前の橋があるのかどうか、あったらどこにあるのかなどということが話題になったのです。知らないで歌っていたのが恥ずかしくなり、調べてみようと思ったのです。
ありました、ありました。実在するのですね。23日(土曜日)その場所へ行ってみました。 山の手線「恵比寿駅」から近いところに「恵比寿南橋」という橋が山手線の上に架かっていました。この橋の通称が「アメリカ橋」なのですね。橋に隣接して「恵比寿ガーデンプレース」がありました。
もともとはアメリカセントルイスで1904年に開催された「セントルイス万国博覧会」に展示されていたもの。それを日本の鉄道作業局(当時)が買い取り、鉄製の橋のモデル橋として1906年(明治39年)に現在地に架設したそうです。橋は1970年(昭和45年)に改築されたとあります。(以上はウィキペディアからの引用です)(明治39年といえば、亡くなった母の生まれた年ですから、随分と古い歴史のある橋だと分かってびっくりです)
この「アメリカ橋」という曲のほかに「あめりか橋」という同名の曲があり、「狩人」が歌っていたとのこと。You Tube で「あめりか橋」という曲を検索したら、ありました、ありました。歌詞も、メロディも全く違いますが、なかなか素敵な曲です。妻に聞いたら「あめりか橋」のことよく知っていました。これからは胸を張って、「アメリカ橋」を歌いたいものです。