しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

森岡紘子のオペラレクチャーコンサート「オペラの調べ」

2010-04-30 20:47:44 | 音楽

 4月27日(火曜日)、森岡紘子の「オペラ鑑賞入門講座」もとうとう最終回を迎えました。天候も心配、果たしてどれほどの入場者があるのだろう。正直、前夜はなかなか眠れませんでした。1回目、2回目の講座は音楽教室で、40名ほどの受講者を前にして行われましたが、最終回の会場は大ホールです。

 私は会場の準備状況をチェックしようと、早々と11時半ごろ開場入り口に到着しました。驚いたことに、一人の男性が入り口に立っているではありませんか。「コンサートの会場はこちらですね」、「はいそうですが、開場までに1時間以上もありますよ」。件の男性「入れないと困るので・・・」。これには驚きました。

 出演者も到着して控室に。12時になると、リハーサルが始まりました。一人の中年の女性が会場に入ろうとする。あわてて、開場は1時からですと押しとめる。1時開場なのに、12時頃から、人がどんどん集まり始めました。この頃から、少しづつ雨が降り始めましたね。

 私の予想では、100人くらいも集まればいいなと思っていました。講座の受講者が40名。講座を申し込んだが、定員の関係で選にもれた人30名。この30名の人は来てくれるでしょう。とすれば、あと30名ほどの参加者で合計100人になります。そんな予想をしていました。公民館もその程度の予想だったのでしょう。会場の後方の席にはテープを張って、入れないようにしていましたから。

 12時50分、開場したところ、どんどん人が入るので、これにはびっくり。1時過ぎには、会場後方のテープも取り外す。それでも座れない人も出る始末。急遽、予備の椅子を出す。受付からは、プログラムが足りない、アンケート用紙も足りないと言われ、大慌て。

 公開講座が始まって最初の30分は、「オペラの調べ」ということで、講師が実際にピアノを弾いたり歌ったりしながらの説明。日本で作られたと思っていた曲が、実はオペラから借用(輸入)したものであったり、逆に日本の曲がオペラの中で使われている(輸出)とか、実に面白い話でした。

 そして、遂にコンサートが始まりました。参加者が感動し、興奮している様子がひしひしと伝わって来ます。文字通りハラハラ・ドキドキ・ワクワクの2時間でした。アンコール曲のあとは、会場全員で「花」を歌って、文字通り参加者一同大感激。

 終演後、出演者、手伝ってくれた近所の方たち、公民館の担当者にも我が家へ来ていただいて、ささやかながらも打ち上げをやりました。そして長い長い一日は終わりました。

(市の社会教育課の担当2人がコンサートに来ていたとかで、早速、所沢市文化センター<ミューズ>での出演を要請していました)

(今回は、オペラ以外の曲も歌ったので、来場者にとってはそれもよかったようです)




森岡紘子のオペラ講座(第2回目)

2010-04-20 21:21:28 | 音楽
「森岡紘子のオペラ講座」が進行中なので、正直、他のことに手がつかない、そんな状態が続いています。私、やはり、あまり器用でないというか、マルチ人間ではないのですね。

 紘子さんは先週はややフォーマルな姿で現れたのですが、今日はなんとラフな感じでスラックス着用でした。これには魂胆があったようです。伯爵夫人は長いスカート、召使は短いスカート、身分によってスカートの丈も違うなどという説明のところで、椅子に乗ってスカートの実演。今にも椅子から転げ落ちるのではと、ハラハラ・ドキドキしました。

 そういうわけで、今日第2回目の講座では、文字通り「ハラハラ・ドキドキ・ワクワク」をたっぷり堪能させてもらいました。これで、1年くらいは寿命が延びたかも。

 





写真は、講座とは関係ないです。ちょっと前(4月6日)にバスツアーで山梨方面へ行った時のもの。(山梨県南巨摩郡鰍沢町の大法師公園の桜)と(笛吹市の菜の花と桃の花)


森岡紘子のオペラ講座が始まった

2010-04-13 20:48:12 | 音楽


 待ちに待った「森岡紘子のオペラ入門講座」が遂にスタートです。

 今日の第1回目は「オペラの歴史」でした。12ページほどのテキストを一寸見ただけでは、いささか堅い感じがしていました。テキストの内容に沿って、ただ歴史を解説するだけの講座だと、居眠りしたくもなるな~と、心配していました。

 ところが、これが始まってみれば実に面白い、そして楽しい講座なのですね。イントロ・クイズでは、オペラの曲を聴いてもらって、曲名とか作曲者を当ててもらいます。「わかった人は手を挙げて!」当てられてもいい人は「パー」で手を挙げて。知っているけど当てないでという人は「チョキ」を。曲は知っているけど、曲名や作曲者が分からない人は「グー」。

 「オペラの開花」「啓蒙主義の時代」「革命の時代」「民族主義の時代」「世界大戦の時代」、その時々のオペラについて、初めて聞く話が多く、実に面白い。そして、ただ説明するだけでなく、ピアノを弾いたり、歌ったりと、時間の経つのを忘れるほどでした。

 私もパワーポイントを使って講習の手助け。音楽CDを鳴らしたりと、マゴマゴしながらも一所懸命お手伝いしました。そして、終わればぐったり。この講座企画して本当によかったです。



早春賦歌碑建立記念コンサート

2010-04-04 17:54:41 | 音楽




 一寸肌寒い4月4日(日曜日)の午後、桜が満開の駒込の龍光禅寺で、早春賦歌碑建立式典と記念コンサートが開催されました。「早春賦」の作詞者の生誕地・大分県臼杵市、歌の舞台と言われている長野県安曇野市、大町市には「早春賦」の歌碑があるそうです。菩提寺にも早春賦の歌碑を建てたいという想いで、作詞者・吉丸一昌の没後95年という節目に歌碑の建立が決まり、今回それが完成したのだそうです。

 寺の境内で歌碑建立記念式典があったので出席してきました。式典のあとは、お寺の本堂で「吉丸一昌」顕彰コンサートが開催されましたが、今回で5回目になるそうです。

 今回の式典では、森岡紘子さんが司会を務め、吉丸一昌氏のお孫さんや関係の方々が出席され感動的な式典でした。式典の模様はブログご参照。早春賦歌碑建立記念顕彰コンサート

 コンサートの司会は真理ヨシコさんで、ご自分も素晴らしい歌を披露されました。森岡紘子さん、竹内直美さん、栗田真帆さんの重唱をはじめ、珍しいチェロとピアノによる二重奏の早春賦など、盛り沢山の曲目があり、時間の過ぎるのを忘れるほど聴きごたえのあるコンサートでした。そしてコンサートの最後は、参加者で心を合わせ、歌を合わせ「故郷を離るる歌」(作詞:吉丸一昌、作曲:ドイツ民謡)と「早春賦」を歌って解散になりました。それにしても、「早春賦」は歌詞はもとより、曲も実に素晴らしいです。



(コンサート参加者には、「早春賦まじゅう」1ケが配られたのですが、帰りに一箱買ってしまいました)