11月23日(土、祝日)に、小田急線狛江の「狛江エコホール」で開催された、世田谷区の合唱団「ラディアータ」の演奏会に行ってきました。お目当ては、Mozart 「ハ短調ミサ曲」に客員出演した森岡紘子さん。世田谷区は区民と行政が多彩な文化・芸術活動を展開している文化都市として知られているようです。「ラディアータ」合唱団は今年10月末には、バルト三国「リトアニア」での演奏旅行を行ったとか、素晴らしい合唱団です。そして世田谷フィルハーモニー管弦楽団は故芥川也寸志氏の呼びかけで結成され、1993年から1996年までは石丸寛氏が音楽監督を勤められたとか。
第一部では、大中恩「島よ」が演奏されました。第二部がモーツァルトのミサ曲「ハ短調ミサ」。ソプラノ森岡さんの出番のなんと多くて、長いことよ。歌い初めではかなり緊張している様子がうかがわれ、いつものような森岡さんとは別人のような雰囲気を感じました。いわゆる難曲という言葉がぴったりだと思いました。
帰りの電車の中で、招待してくれた森岡さんにお礼のメールを出しました。あとでいただいた彼女からの返信:今回は難しい曲で、正直不安で一杯でした云々とあり。なるほどと納得したものです。稽古、リハーサル、本番と相当なハードスケジュールだったようですね。それにしても、素晴らしい音楽会でした。感動し、感激し、癒された気分になった一日でした。