妻はせっせと図書館から本を借りてきては読んでいます。そして、いろいろな本を見せては、この本は面白いから読めなどと云います。妻と私ではどうせ興味を持っている分野が違うからと、いままでは冷たくあしらっていました。ところが、「101歳の少年」という本、ぺらぺらとめくっていたら、これ面白そうだったので、ついつい読んでしまいました。
三浦雄一郎氏の父、三浦敬三氏の本でした。本のはしがきに「長生きっていいもんだ」と書かれていました。以下ははしがきの抜粋です。
<100歳の誕生日の日、99歳の前日と何も変わらず、北海道のテイネハイランドスキー場でスキーを楽しみました。普通の一日と何も変わらない。昨日までの積み重ねで今日になり、そうしてもうひとつ年をとるだけです。
身内や知り合いに100歳になるほど長生きした人間はいませんでしたから、特別自分がこの年まで生きるとか、100歳を過ぎてもなお生きていたいとか、そんな風に考えたことはありませんでした。ただ、自然と、生きていたら100歳を過ぎていただけのことなのです。
人生で悲しい出来事というのは、誰でも心にいくつか刻まれていることでしょう。では喜びや楽しみはどうでしょう。(以下、略)今日もスキーができた。明日も、また新しい雪山に登る。そんな風に毎日を送っているから、どの時点での喜びが一番大きいかと聞かれれば、「今」と答えるしかありません。そうやって、私は生きています。長生きも、悪くないですよ。>
四世代滑降は話題になりました。ひ孫さんからは、「ウルトラじじい」と呼ばれていたそうな。羨ましいかぎりです。
三浦敬三氏は2006年1月5日、101歳で他界されました。ご冥福を祈ります。
三浦雄一郎氏の父、三浦敬三氏の本でした。本のはしがきに「長生きっていいもんだ」と書かれていました。以下ははしがきの抜粋です。
<100歳の誕生日の日、99歳の前日と何も変わらず、北海道のテイネハイランドスキー場でスキーを楽しみました。普通の一日と何も変わらない。昨日までの積み重ねで今日になり、そうしてもうひとつ年をとるだけです。
身内や知り合いに100歳になるほど長生きした人間はいませんでしたから、特別自分がこの年まで生きるとか、100歳を過ぎてもなお生きていたいとか、そんな風に考えたことはありませんでした。ただ、自然と、生きていたら100歳を過ぎていただけのことなのです。
人生で悲しい出来事というのは、誰でも心にいくつか刻まれていることでしょう。では喜びや楽しみはどうでしょう。(以下、略)今日もスキーができた。明日も、また新しい雪山に登る。そんな風に毎日を送っているから、どの時点での喜びが一番大きいかと聞かれれば、「今」と答えるしかありません。そうやって、私は生きています。長生きも、悪くないですよ。>
四世代滑降は話題になりました。ひ孫さんからは、「ウルトラじじい」と呼ばれていたそうな。羨ましいかぎりです。
三浦敬三氏は2006年1月5日、101歳で他界されました。ご冥福を祈ります。
101歳の少年実業之日本社このアイテムの詳細を見る |