弟からの手紙によりますと、98歳の母は相変わらず元気で暮らしているそうで安心しました。母がよく歌う歌の一つに「籠の鳥」というのがあるとか。この「籠の鳥」について調べた資料を手紙と一緒に送ってくれました。そういえば、「白寿の祝い」の時も歌ったような気がします。(早めの白寿の祝いを祝ったので)
<逢いたさ見たさに怖さを忘れ
暗い夜道をただひとり
逢いに来たのになぜ出て逢わぬ
いつも呼ぶ声忘れたか
いつも呼ぶ声忘れはせぬが
出るに出られぬ籠の鳥> (千野かほる 「籠の鳥」)
大正11、12年(1922、1923年)に大流行した「籠の鳥」は、「山家鳥虫歌」を原型にしていることは、知る人ぞ知る、云々。
母が何故この歌を好んで歌うのかは定かではありません。何か理由があると思われるのですが・・・
それはさておき、弟からの手紙には、必ず最近の「母の一言」というのが添えてあり、それを読むと毒舌未だ衰えず、当分は大丈夫と安堵します。
いちごを食べながら「これはお前が作ったか?」、「こんなに小さいと商売にならんな」、「作る研究が足らないな」、「でも小さいのを作るのも大変だから、黙ってよばれるわ」ですと。
(よばれる=ご馳走になります の意味)
弟よ、いつも母の世話をしてくれて本当に有難う。
<逢いたさ見たさに怖さを忘れ
暗い夜道をただひとり
逢いに来たのになぜ出て逢わぬ
いつも呼ぶ声忘れたか
いつも呼ぶ声忘れはせぬが
出るに出られぬ籠の鳥> (千野かほる 「籠の鳥」)
大正11、12年(1922、1923年)に大流行した「籠の鳥」は、「山家鳥虫歌」を原型にしていることは、知る人ぞ知る、云々。
母が何故この歌を好んで歌うのかは定かではありません。何か理由があると思われるのですが・・・
それはさておき、弟からの手紙には、必ず最近の「母の一言」というのが添えてあり、それを読むと毒舌未だ衰えず、当分は大丈夫と安堵します。
いちごを食べながら「これはお前が作ったか?」、「こんなに小さいと商売にならんな」、「作る研究が足らないな」、「でも小さいのを作るのも大変だから、黙ってよばれるわ」ですと。
(よばれる=ご馳走になります の意味)
弟よ、いつも母の世話をしてくれて本当に有難う。
