しげるの自遊学

自由に遊び、自由に学んで生涯現役。
ソプラノの森岡紘子さんを一人のファン
として応援しています。

籠の鳥

2005-05-31 15:19:49 | Weblog
弟からの手紙によりますと、98歳の母は相変わらず元気で暮らしているそうで安心しました。母がよく歌う歌の一つに「籠の鳥」というのがあるとか。この「籠の鳥」について調べた資料を手紙と一緒に送ってくれました。そういえば、「白寿の祝い」の時も歌ったような気がします。(早めの白寿の祝いを祝ったので)

<逢いたさ見たさに怖さを忘れ
 暗い夜道をただひとり
 
 逢いに来たのになぜ出て逢わぬ
 いつも呼ぶ声忘れたか
 
 いつも呼ぶ声忘れはせぬが
 出るに出られぬ籠の鳥> (千野かほる 「籠の鳥」)

大正11、12年(1922、1923年)に大流行した「籠の鳥」は、「山家鳥虫歌」を原型にしていることは、知る人ぞ知る、云々。

母が何故この歌を好んで歌うのかは定かではありません。何か理由があると思われるのですが・・・
それはさておき、弟からの手紙には、必ず最近の「母の一言」というのが添えてあり、それを読むと毒舌未だ衰えず、当分は大丈夫と安堵します。

いちごを食べながら「これはお前が作ったか?」、「こんなに小さいと商売にならんな」、「作る研究が足らないな」、「でも小さいのを作るのも大変だから、黙ってよばれるわ」ですと。
(よばれる=ご馳走になります の意味)

弟よ、いつも母の世話をしてくれて本当に有難う。

勧善懲悪

2005-05-30 21:24:27 | Weblog
肌寒い一日でした。今日は頼まれているホームページの手直しをやったり、新しい一眼レフ・デジカメの操作を練習したりで一日を過ごしました。雨が降ったりすると、なんとなく気分も沈みがちで、ついつい一日中家で過ごしてしまいます。

「定年後の夫婦の暮らし方」というのもなかなか難しい問題のようです。なにしろ、男の定年後は夫と妻が朝から晩まで顔突合せ暮らすようになるのですから、ある意味しんどいことではあります。テレビでもそのような問題を取り上げている番組があるようです。若い時ならいざ知らず、男と女の関係は難しいですね。幸か不幸か、我が家にはこのような問題は無縁のようです。今日は○○の会、明日は○○の会、まあよくいろいろな行事が続きますね。(これ妻の話)お互い助かります。

雨の一日、見るとはなしにテレビ見ていて、驚いたことがあります。まあなんと時代劇の番組の多いことよ。

10:30 暴れん坊将軍(再)  松平 健
12:35 長七郎江戸日記(再) 里見浩太朗
16:00 水戸黄門(再)    西村 晃
19:00 名奉行大岡越前   北大路欣也
20:00 水戸黄門       里見浩太郎

いゃー驚きました。これではまるで朝から夜まで時代劇ばかりでないですか?筋道は大体「勧善懲悪」で、しかも主人公が滅法強いときてますから、見ていて安心ですね。くだらないと思いながらも、手を休めてついつい見てしまいました。でも、一体なんでこんなに時代劇の番組が多いのですか? 制作材料がない? それとも視聴率がよくてスポンサーが喜ぶから?テレビという一方通行のメディア、考えてみれば影響が大きいです。あらためて実感しました。 

故郷は美しきかな

2005-05-30 09:18:27 | Weblog
このところ旧日本兵生存のニュースがテレビや新聞を賑わしています。戦後60年、これが真実とすれば驚愕のニュースです。横井元伍長はグアムで27年、小野田元少尉はルパング島で29年生きながらえて帰国されました。あの時のニュースは本当に驚きでした。今回は、姿を見せない仲介者、武装勢力が金を要求しているとか、いろいろな話が憶測を呼び、このニュースの信憑性はさだかではありません。

この話、どのように決着が着くか分かりませんが、私は十分にあり得る話だと思っています。日本人の資質を考えれば、60年異国の地で耐え忍んで生きてきたとしても不思議でない気がするのです。飲み水や食べ物はどうやって手に入れたのだろう。毎日、何を信じて生きてきたのだろう。故郷の父母を想い、美しい日本の山河を想い、日本のある北の方向へ手を合わせ、帰れる日が来るのを信じて生きてきたのに違いない、私はそう思っています。私もあと2、3年早く生まれていたら、私もこのような運命を辿ったかもしれない。

「ビルマの竪琴」という映画がありました。原作=竹山道雄、監督=市川 昆。おびただしい日本兵の白骨を見て、彼らの霊を慰めるため、あの地(ビルマ=現ミヤンマー)にとどまり、僧侶になった話です。

いろは

2005-05-29 08:24:32 | Weblog
今朝寝床の中で何気なくラジオ聞いていました。例のホリエモンの買収騒動で、ラジオ放送も見直されることになったとすればご同慶の至りです。

最近は「いろはにほへと・・・」を最後まで云える人が少ないとか。最近の若い人(どのあたりの世代?)は「いろは」を学校で習わないので、「いろは」って何?と云う人もいるとか。驚きました。そういえば、名簿の名前の配列などもみなアイウエオ順なわけで、イロハを使う必要性もないのかもしれません。

自分自身の再勉強の意味もこめて、「いろは歌」を書きます。(インターネットで調べた)

いろはにほへと ちりぬるを = 色は匂えど散りぬるを
(香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう(諸行無常)

わかよたれそ つねならむ = 我が世誰れぞ 常ならむ
(この世に生きる私たちとても、いつまでも生き続けられるものではない、
これが自然の定めなのである(是正滅法)

うゐのおくやま けふこえて = 有為の奥山 今日越えて
(この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて(生滅滅已)

あさきゆめみし ゑひもせす = 浅き夢みじ 酔ひもせず
(悟りの世界に至れば、もはやはかない夢を見ることなく、現象の仮想の世界に
酔いしれることもない 安らかな心境である(寂滅為楽)

「いろは歌」のすごいところは、「無同字」であること、つまり47音(=47字)を一字の
重複も、欠けもなく使うという難しい条件を満たして、なおかつ言葉を羅列するだけではなく、
全てで意味のある内容になっているところですね。

「いろは歌」の作者は弘法大師(空海)という説が一番有力とのこと。

話は飛躍しますが、あらためて日本語の素晴らしさを痛感しています。英語も勉強しました、中国語も勉強しました。ほかの国の言葉を勉強して、その言葉との比較で考えてみても、日本語は素晴らしいし、やはり正しい日本語を残したいです。今、あまりにも日本語が乱れているので。

地図はもう一寸うまく作ってください

2005-05-27 09:20:00 | Weblog
週に一回王子にある会社で仕事しています。3月決算も終わり、確定申告書も出来たので、税務署へ届けることにしました。仕事の区切りもよし、定刻3時よりは一寸早かったのですが、「税務署へ行きますから」を口実に会社を退出。

税務署への提出は終わり、次は都税事務所です。こちらへは行ったことがなかったので、税務署の職員の方へ道を尋ねました。歩いて15分とのこと。カウンターにあった地図を片手に歩き始めたのですが、いゃー参りました。JRの線路を越えて道があるので、かなりの急勾配。私のようなひ弱な人間には一寸きつい道のりでした。やっと頂上へ到着、はてこの近くにあるはずと探すのですが、一向に見当たりません。やむなくあたりをどんどん歩いてしまい、それでも発見できず、とうとう地元の八百屋さんに聞きました。なんと随分違う方向へ来てしまっているではありませんか。

あの地図絶対おかしいですよ。誰がこんな下手な地図書いたのか?憤懣やるかたなしです。帰りは王子駅まで歩くので、都税事務所の女性職員をつかまえて、しっかり道順聞きました。所要時間15分とのこと。それでも安心できず、事務所入口にいた守衛さんをつかまえて再確認。守衛さん曰く、「この場所分かりにくいし、不便な場所です」と。ほんとそうです。帰りの途中また交番で再々確認。もう地図はあてになりませんので。

いやはや結構なウォーキングでした。もう汗でびっしょり。

(注)日本人は普通は<地図を書く>と云います。私、外人から道を聞かれて「I'll write a map for you」と云ったら、それは正しくは「draw a map」即ち、<地図を描く>ですよと訂正されたことがあります。そのようにして覚えた英語=云い方は忘れないものですね。これ余計な話でした。

三日坊主

2005-05-25 09:34:43 | Weblog
「熱しやすく冷めやすい」性格、自分でそう思っています。しかし、それにしてはこのブログよく続いたものです。大体今までは何かを始めてもすぐに飽きて、別のことをやり始めたりしていました。何故続いているのか、自分でも考えてみました。聞くところによると、ブログを活用して結構お小遣いを稼いでいる人がいるそうですね。そういう話を聞くと、もしかしたら私にも出来るのではないか、などと思ったのでしょうね。浅はかでした。

どうも我が家は夫婦二人して非生産的なことに一所懸命精を出す性格のようです。妻は今のところ「ちぎり絵」に没頭しています。これもいつまで続くことやら、見ものです。そのうちまた、違ったこと始めるに違いないのです。非常に大雑把に言えば、人間のタイプには二通りあって、陸上競技で云えば「短距離型」と「長距離型」に分けられるのではないかと思うのです。一つのことをこつこつと時間をかけて続けられる方、やはり尊敬しますね。私は短距離型ですから、懸命に走って息切れしてそのままバッタリです。

今朝受け取ったメールマガジンに74歳の女性が紹介されていました。パソコンに恋する○○様74歳。「パソコンは命、いつも青春74歳」とありました。生意気云うようですが、私にとってもパソコンは命です。これからもパソコン片手に残りの人生歩んで行きたい。パソコンは三日坊主で終わらなくてよかった。

ひとつの椅子に30人は座れます

2005-05-21 15:26:21 | Weblog
今日は町内の親睦会でグランドゴルフをやりました。120坪の空き地に4ホールを設置して、約30人のご近所さんが集合、熱戦を繰り広げました。優勝したのは、本日初めてグランドゴルフやった方(女性)でした。経験のあるなしなんて関係ないです。やってみると結構楽しいですね。

幹事さんが最終のスコア集計をやっているとき、腰掛ける椅子が足りなく、ほとんどの人は立っていました。ただ立っているのって疲れますね。そこで、一人のアイディア・ウーマンの登場です。くだんの女性が最初椅子に腰掛けます。次の人がその座った人のひざに腰掛けます。で、順々に座っていきます。はじめは嫌がっていた男性も参加、見事な人間椅子が・・・ 最後の人が、最初に人の後ろへ回って連結、椅子をどかすと、ハイ出来上がり。

丸い椅子が完成する前に、私も参加したので、写真は完成寸前しか撮影出来ず、残念!

パソコンサークル

2005-05-19 07:28:14 | Weblog
昨日は私が所属するサークルの勉強会がありました。サークルには、パソコンとか、それに関連することがらについて抜群に詳しい方が何人かおられるので、本当に勉強になります。

私も、先日来勉強しているウインドウズの Photo Story3 というソフトを使ったデジカメ写真のスライドを披露したのですが、案に相違して、あまり受けなかったようです。デジカメ写真が、あたかも動画のようにズームしたりパンしたり、また音楽も入れることが出来るので、私はものすごく気に入っています。(一寸子供っぽい?)何事にも素直に感激するたちなので・・・

先日のウォーキングではビデオ撮影もやりましたが、デジカメ写真のスライドをさきに制作したので、ビデオ作品が影が薄くなってしまいました。ビデオ撮影の合間に静止画撮影というのは、どっちつかずになり、あまりいい結果が期待できないようです。最近では、ビデオカメラで静止画を撮影できるカメラもあるようですが、私のビデオカメラは一寸古いので、そのような操作ではあまりいい写真が撮れません。ビデオならビデオ、デジカメならデジカメと割り切った方がよさそうです。

井の中の蛙、大海を知らず

2005-05-18 19:49:19 | Weblog
私がブログ始めてから、もう三ヶ月以上になります。最初に始めた時の意識では、自分自身の日記のようなつもりでした。年をとったせいか、昨日のことすら思い出せないような時があります。それではあまりにも寂しいので、小型の手帳にはメモを残すように努めています。でも、それには、ほんの一行か二行しか書かないわけで、やはり寂しいですよね。ブログに残せば、もう少しましな記録が残せると思ったのですが・・・

「継続は力なり」ともいいますので、なんとなくだらだらと続けてきました。ところで、ほかのいろいろなブログ見て回ると、私はやはり「井の中の蛙、大海を知らず」だということ、痛感しています。そうかと云って、特に有名人でもないわけで、この先アクセス件数を増やすのも無理なようです。アクセス件数を増やすよう頑張るとか、そんな無駄なこと考えないで、素直に書き続けていきますか?

ブログからアフィリエイト(アソシエイトと云っているサイトもあります)にリンクするという手もありますね。しかし、そのためにはやはり魅力のあるブログにしないと駄目ですよね。どなたか、このへんのこと教えて欲しいです。実はアソシエイト・プログラムに申し込んだのですが、「残念ながらお申し込みを承認できません」という返事がありました。運営規約に合致しないということでしょうか?よく分かりません。

なんとなく落ち込んだ一日でした。


国際結婚

2005-05-16 08:28:48 | Weblog
「遠くて近きは男女の仲」という言葉聞いたことがあります。ことわざ辞典で調べると、次のようにありました。枕草紙の著者「清少納言」は、遠くて近いものとして極楽、船の道、男女の仲を挙げている。男女の仲を挙げたのは、赤の他人だった者が一心同体の夫婦になることは、人と人との関係でいえば最も遠いものが、たちまちにして最も近いものになるからであろう。あの二人はなんでもない仲だとばかり思っていたのに、おやおや、いつの間にやら深い仲だった・・・云々。

昨晩、見るとはなしにテレビ見ていたら、「国際結婚夫婦」の特集をやっていました。まあ、素敵なカップルばかり採り上げているからでしょうが、世の中、国際結婚で結ばれ、すごくいい人生を楽しんでいる方達がいるのですね。ほんと、羨ましい。私も国際結婚してみたかった。

今朝目が覚めたとき、昔のこと思い出していました。田舎の両親から遠く離れて生活するようになって、親に心配かけまいとよく手紙書いていました。そんななか、アメリカ人の友達が出来たなどと得意になって書いたことがありました。驚いたことに、両親はびっくり仰天して、外人などとの結婚は絶対に許さんぞ、と云ってきたものです。逆に私の方が驚きますよね。だって、友達になったのはアメリカの男性でしたから。

テレビでは熟年夫婦になっても仲睦まじい国際結婚夫婦の様子を映していました。羨ましい!!
ところで、くだんのアメリカ人男性ですが、インテリジェンスあふれる素晴らしい男性でした。私よりは一回りは上だったです。彼によく尋ねたものです。「何故結婚しないの」「日本の女性もなかなかいいよ」などと。それに対し、彼「毎日違う奥さんの方が新鮮でいいから」などとうそぶいていました。