アークホール(大ホール)
久し振りに、所沢市文化センターミューズへ行って音楽を楽しんだ。我が家で使っている「武州ガス」では、時々、川越や所沢でコンサートを企画、開催している。今まで何度か応募しているのだが、今まで当たったためしがなかった。それが、今回は幸運にも抽選に当たったという通知が来たのだった。そんなわけで、昨日15日(敬老の日)、妻といっしょに所沢文化センターミューズへ出かけた。いゃー、それがまた、すごい人出。ホールの入り口から外の街路まで、延々と人が並んで待っているではないですか?並んで待つのは大の苦手という妻をなだめて、列に並んだものの、一向に前に進む気配なくうんざり。やはり、「ただより高いものはない」です。収容人員2,000人というホールだから致し方ない。
それでもコンサートが始まってみれば、素晴らしい音色に魅了されて、至福のひとときだった。特に、冒頭に演奏された「ヴィドール:オルガン交響曲第6番より第5楽章 ヴィヴァーチェ」には感動した。手は使わず、足踏みだけで演奏するという。所沢のここのパイプオルガンは日本でも有数の設備だと聞いている。圧倒的に胸に響く力強い音楽に圧倒された。久し振りに生で聴く弦楽器だけの室内アンサンブルの透き通った音色もまた素晴らしかった。
今年は、事情があって、例年「森岡紘子さん」ほかを招待して開催してきたコンサートも、開催できずじまい。なんとなくフラストレーションが溜まった感じだったのだが、これで少しは気持ちが和らいだような感じである。やはり、たまにはいい音楽を聴きたいものではある。