枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

瞬く星々

2009年10月08日 | Weblog
 き、きれいだなぁ。台風一過で宇宙のきれいさが際立つ。大熊・小熊座。カシオペア座。ペガサス座にアンドロメダ座。南の宇宙には、木星が煌く。人間の小ささをわからせるように、瞬く星には、星座の名前や神話を知っていまくても、ぼんやりと見上げていても(足がだるい・・)心が満たされていくようです。見る位置が違ったり、見る人間が違えば、感じるものは多々ですが、幾多の時間を経てきたであろう。数多の人々を魅了してきたのだろう。

 清少納言や、紫式部が。与謝蕪村、小林一茶。小説の中に、俳句の世界に、様々に登場する。また古代の人々は、星を自然の怪現象として捉え、突然光ったり、星が雨のように流れることを畏れていた。日食や月食、流星群等には、人智を超えた神の領域だと信じて疑わなかった。また、北斗七星は決して、北の宇宙から動かないので、星明りで戦の道標としていた。

 安倍清明の、母親は狐で、名前は葛の葉だと言う。兵庫県の佐用町の辺りには、人間界と狐の世界を繋ぐ、道があったと言うのだ。狐顔というのは、眼つきからして不気味な感じがしないでもない。しかし葛の葉は、大層な美形だったらしい。まあ、これは個人の好みの問題で、一般的ではない。

 那須の殺生関には、中国から日本に亡命した、玉緒の前、という九尾の狐が封印されているといいます。これは、時代設定があまりわからないのですが、秦の始皇帝をたぶらかしそこなった狐だとか、日本で帝の寵愛を受けていた女人が、坊さんに伏せこまれたとか。事実無根のことかもしれません。今は、狐など見かけることは、滅多となくなりましたが、私が子どもの頃には、狐火を見たり、お使いの油げを度々ちょろまかされておりました。

 雨が思ったほどは降らなかったが、着実に苞が膨らんできています。3mm程度の花の蕾が2cm直径の塊です。来月の下旬から、少しづつ咲き始めることでしょう。
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