枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

読書通帳?

2015年08月05日 | Weblog

 図書館に予約注文に寄ったら、今年度から採用になった若い職員が、これを。と言って読書通帳を渡す。読書週間までに、図書館で借りた中から、お薦め本を1冊書いて、投書してください。とのことだが、98冊まで記録できる。図書館で借りるとは限らないが。

 お薦め本なら、断トツ宮部ワールドだ。魔術はささやく・蒲生邸事件・孤宿の人。宮城谷昌光さんのは、風は山河より。平岩弓枝作品は、全て。松本清張は、黒い福音。海外物には、アシモフの『我はロボット』但しこれらは長編物。短編は何を於いても星新一だ。

 ソロモンの偽証を、文庫で読破する。読み返してみて、ハードカバーで飛ばしていた部分があり、記憶に刻む。文庫あとがきで、ソロモンの偽証の意味、謎が解明され、やっと全容がわかったのも嬉しい。映画の配役、神原和彦は印象からして、ミスキャストだよ。

 やはりこれは、二部作でなく三部作にしてほしかった。事件・決意・法定。映画には、視覚的効果が要求されるから、文章を再現するには無理があるのはわかるが、廷士のヤマシンの存在は大きい。樹里も、小柄で華奢な感じで、皮肉屋感がなかったのは惜い。

 主役の藤野涼子が目立つのは仕方ない。宮部作品をドラマや、映画にすることは難解だ。期待の大きい分、幻滅も激しい。魔術はささやくにも、凄くがっかりさせられた。できるだけ、観ないようにはしているが、検証したくなってしまう。どうにも性格が禍するのだ。

 書籍の素晴しさは、何時でも何処でも、自分の好きな時に、読めることにある。何度でも読み返せるのも好い。文章の美しさは、正しい日本語が基本だ。何でも可んでも、お、を付けたり、表現の乏しさがあっては、台無しで読めない。児童書は特につまらない紙だ。

 毎年、台所の出窓に、立春を過ぎた頃から咲き始める。小さくても香りがあり、色も鮮やかで楽しめる。

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