三十年前の夕方、昼寝から起きねば、と思いつつ朦朧とした状態で、黒いぶよぶよとした物が次第に広がっていった。と次の瞬間、そこから無数の手が、わらわらと伸びてきた。自分の叫び声と、娘の悲鳴とが入り混じり眼が覚めた。背筋に冷たい感覚が残る。
あれは何だったの?胸騒ぎがしていたら、日航機が墜落した。というテロップが流れた。知っていた人の安否が気になり、名前の確認を夢中でした。そこには知人の名前はなく、電話で声も聴けてほっとした。だが、乗員は全てが生きてはいない、と報道した。
一昼夜経ってか、生存者が4名居ることが確認され、救出される様子がテレビに映っていた。あれから三十年が過ぎた。残された者の心は、言いようの無い想いだろう。有名人であろうとなかろうと、人間の命は同じだ。人類の夢の、飛ぶ機械が墜落したのだ。
この時点で、原発も安全性は不確かであった。狭い日本列島に乱立させ、電気生活を余儀なくし、嘘で固めた砦を、地震と津波は明らかにした。科学の発展と豪語し、福島第一原発の過ちは繰り返さない事も、第一福竜丸の事にも、長崎や広島の事にも無視。
自分達の悼みではないから、平気で嘘がつけるし、幾らでも誤魔化しをする。自分達の生活を守るために、庶民の犠牲は当然という見下した物言い。沖縄から基地を撤退しよう。辺野古に基地を移設するのではなく、アメリカは即刻引き上げよ!戦争は駄目。
希望の木、晩鐘を借りた。三連休だが、全部は読めないなぁ。モエは雑誌なので、直ぐに読めるが、書籍の情報も載っているので借りている。毎日新聞の、内田康夫の連載が中止になる。作者の病状の懸念らしいが、新聞を止めたくなる。愉しみにしてたが。
明日から三連休にした。働き過ぎで、過労死になっても仕方ないが、年齢的な衰えを痛感してしまう。明日のことは解らないもので、気長に付き合っていくしかないが、ちとしんどくなった。医者に掛からず、薬を当てにせず、枇杷葉茶でゆっくりと歩もうと想うが・・・
ローズ色のクリスマスローズ。ちょっとくすんだような、しっとりとした色合いが好ましい。蕾が出たかと思うえば、一斉に咲く。