枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

文月、望・大潮

2015年08月30日 | Weblog

 満月。来月のこの夜は、中秋の名月、と言いたいところだが、十六夜で満月となる。旧暦を用いるには、多々なる要因があって、満願成就となる。事故に遭うのも、退きこまれるのも、月との深い関係が成り立つものだ。かぐや姫が分り易い。

 信じる趣旨は異なろうとも、天に戴く神は宇宙で、森羅万象の元は同じである。福島正信さんが著作で記していたが、この摂理を理解するには學が必要。実に難解な数式やら、理論に頭が痛くなった。云わんとされることは、何となく解かる。

 交通事故の人身事故が起きる率に、満月が深く関係しているらしい。その記述を読んで、思い当ることがある。西洋では、キリスト教の関係で、13という数字を嫌うが、東洋、殊に日本では仏滅や友引を忌む。これらは大雑把な印象なだけ。

 暦の中には、更に細かい事柄があり、大安でも決して侮れない日も存在する。テレビが普及して、芸能界のタレントの噂話が姦しいこと頻り。他人の生活を干渉すること自体が可笑しい。自分の暮らしとは無関係のことに、ぎゃあぎゃあ騒ぐ。

 マツコデラックスも言っていたが、3ヶ月も経てば過去である。人の噂も何とかで、それよりも早く忘れるものだ。いえ、忘れないと生きてはいけない。忘れないでいようとしても、認知症が忘れさせる。過去の思い等、屁の突っ張りにもならない。

 日捲りは、既に8月30日。元旦からしても、旧暦でも半年は過ぎた。光陰矢の如し。アインシュタインの相対生理論で実証された、光は何処に居ても、何よりも早く、等しく到達することにも匹敵。個々の人間の感傷は儚い。然し、戦争は駄目。

 沖縄から基地の撤退。辺野古移設反対。福島の二の舞を起こす、原発再稼動反対。戦争法案反対!これは、永久に存在させてはならない。オリンピックに多額の金を使うなら、その前に、国民の意思を知り耳を傾けよう。独断のごり押危険。

 春まだ浅い日の夜半。大気が澄んでいると、月の光も冴える。宮沢賢治の、月夜のでんしんばしらを思う。

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