薄桃色の百日紅が、咲き出す。今朝は、塩を換えて、枇杷葉の生葉を幾許か採る。焼酎に漬けておかねば、いざという時になく慌てふためく。大きな果実瓶なので、両腕に持ちきれない程採る。葉の軸と葉先を切って、瓶に入れ焼酎を注ぐ。
午後から、近くの信用金庫に、孫の掲載文のコピーを持って行く。地元の新聞に載っていたのだが、案外見落としている。まあ、新聞もテレビ欄くらいしか見ないからな。個人的には、そういった内容で、番組のあり方がわかる。だから観ない。
金星が内合となり、ここから明けの明星となる。夕方の宇宙で、一際明るく眼を惹いていた輝きが、明け方の宇宙に光る。昔、新聞配達、牛乳配達、パン屋さんは、明けの宇宙の金星を、良く知っており、時刻や季節の移ろいを感じていた。
休日の一日目は、朔日なので塩を換えることから始まる。ゆっくりと珈琲豆を挽き、のんびりと淹れて飲む。新聞に眼を通し、洗濯物を干す。布団も久々に広げた。疲れが溜まって、昼寝をする。蒟蒻を温めたのを、腰に当てて休憩にする。
覚醒しているのに、しゃんとしないので、珈琲を淹れる。洗濯物を取り込み、再び蒟蒻を温める。今度は、肩に置いた。テーブルクロスも汚れが目立つので、取り換えておく。明日は、友人が来る予定だ。庭を見回っていたら、胡瓜があった。
冷蔵庫に入れたままだった茗荷を湯がく。酢と砂糖と塩を入れて沸騰させ、茗荷を漬け込む。今度の酢飯に使うので、保管をしておく。文庫本を注文しようと、在庫を確かめる。ばんば憑きと、蒲生邸事件がなかった。でも、お盆だし開てる?
夕方、更新をしていたら、携帯に着信が入る。息子の同級生からだ。この子の親とは、同級生で幼馴染なので、先日茗荷寿しを作って届けた。葡萄農家なので箱でお礼を持って来る。海老で鯛を釣るような按配だが、孫等の好物に受け取る。
月の光が、輝きが、日に依って違うことに気づく。同じ月でありながら、魅惑的な姿、清々しさ、儚げでありもする。