先月から、どうにもおかしなことになっていたが、何分出不精とあって機械の調子を滞っていた。然し、着信も分らなくなり、急遽ドコモに行く。掃除をしてもらって、事無きを得る。それにしても待ち時間が3時間である。書籍を持参していてよかった。
行くのも帰りも、混雑路線なのが、甚く空いていたのもよかった。但し、抱えて行った用事が全部できないで帰宅せざるを得なかった。まあ、命に別状がある訳でもなし、無事に往復できたことを感謝する。夕闇の迫る中を走行するのは疲れるのです。
蚕は天の虫、と書くが、子どもの頃にしていたのを思い出す。祖母は、手先が器用で、自分で紡ぎもすれば卵を採って、孵化もさせていた。蚕の種類までは知らなかったが、祖母のしていた蚕は、誰もがしない物であった。価格も高めにしてくれていた。
皇后さまが、蚕を育てておれるとは。この本を読むまでは、知ることもなかった。皇居の畔さえ行ったことがないから、中には無論のことだ。こんな手間の懸かる作業を、根気佳くされ、それを慈しみ、伝えてこられたことに少なからず驚きを隠せなかった。
人は皆、持って生まれた使命があるのだが、皇后さまのなさっておられることは、至極当たり前の、ご自分の務めであるかのように。人は誰しも、自分のしていることをひけらかし、認めてもらおうとするばかりなのに、なんという姿の美しい方であろう。
昨日からの洗濯物も乾いて、取り込む。休日の数時間を出ていたため、少し湿っていたが、天気なので有難い。宇宙を観あげて、金星を探す。山の陰になっており、敷地が低いのもあって、移動しないと駄目らしい。燃料を入れに行かねばならない。
枇杷葉の花の咲いたのから、結実状態を見るが、今冬の寒さで、無理かな。花芽茶にしたのがいいか。リエさんのは、半分はお茶にして、残りは結実を待つかな。寒冷紗を掛ける方法もあるが効果はあまりない。自然の条件ではありのままがいいの。
真夏の夜の夢。シェークピアの劇だが、演じてみると以外に難しい。想像を膨らませているのがいいね。