何という暖かさだろう。小春日和を絵に描いたような、青空の広がる天気だ。のんびり寝ていたいのは山々だが、起きなくては。明日は、市内まで行かなければならない。カーディガンを羽織るが、汗ばむ陽気に心配になる。花芽が上手く結実するかしらん?
ふと思い立って、剪定をする。何本かの枝を伐る。思いの外、花芽が付いており、摘んでいくとダンボールの箱に一杯に。急遽、リエさんに送ることにした。しーちゃんのも採り、不織布に入れる。本屋まで行く途中、青空市で柚を買う。銀行に寄って宅配所に。
郵便局で記載し、JAに行くと、大声で呼ばれる。振り向くと親戚の者である。小さな頃から面倒をみていた子で、この春から移動になっていたそうだ。待っていて、と言うので辛抱強く居た。珈琲の美味しいのを淹れるよ。と言えば、忙しいんよ、といい訳をする。
帰宅して、洗濯物を仕舞い、銀行で換えたお年玉を並べ、パソコンに向かう。孫等には札を、小さな子には硬貨を用意しておく。知人の所には、クリスマスもあるし、出費が重なる。本屋が消えて、選んで買うことが難しくなった。図書カードは味気ないもの。
枇杷葉茶も作らねばならない。枝の剪定で、たくさんの生葉が採れた。焼酎にも漬けておこう。白枇杷は、小寒になってから伐ろう。長崎茂木も、先端の方は、未だ咲いていなかった。暦では小寒辺りからになる。リエさんのも、中々満開には遠い。待っていて。
サンタさんのは、5分咲きかな。これは淡路田中だから、粒が大きい。我が家で育っているので、少しは小さく生るが、味は濃厚で甘ずっぱい。長崎茂木は全体に甘さが強く、白枇杷に至っては、甘さが強く、程好い酸っぱさもある。何れも粒は小さいが美味。
我が家のは、品種よりも、かけ合せの方が強く、所謂雑種である。それでも、心を籠めて接していると、枇杷葉成りに美味しくなる。自分のしていることが、結果として還ってくるのだ。そのことを心に刻んで、自然との共有をしたいもの。感謝と祈りを忘れないで。
長崎茂木を、両親に食べさせてあげれたことが、唯一歓びにもなっている。店に並べている枇杷の実を買ったらしいが、味は大きく差があり、残念がっていた。両親が元気な頃に、収穫できたことも、偶然の賜物だろう。丁度、収穫の時期には、蝮が出るのだ。
青空市で買って来た、ミニトマトの苗に、たくさんの実がついた。熟れたのを直ぐに食べれる幸せ。