枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

自然の齎すもの

2017年09月25日 | Weblog

 今年の枇杷葉の成長が著しい。たくさんあるので、生葉を採っても残っており、脇芽や新芽が次々に覗く。硬くてごわごわしたのを採るが、直ぐに軟らかいのが育って、好い葉になる。先日も足を引きずる方に上げたら、調子がいいと喜んでいた。

 枇杷葉の木を植えて、自然に感謝しているのも好いようだ。心の中では、一喜一憂するし、折角大きくなっても、枯れてしまうこともあり、嘆いてしまうことも多い。これまでにも他所に上げたのが、上手く育っていないのは、淋しい限りであるもの。

 屋敷の周りには、小さな苗木も含めて、30本は残っている。その中の5本ほどが、苞になって花を咲かせる。リエさんのは昨年初めて結実し、サンタさんのは4年目になる。長崎茂木が一般的だが、田中や土肥の白枇杷も発芽し、育っているよ。

 神さまが偶然のように来させてくれた。と思っている。然し、10年は何等音沙汰無く、花芽が見えた時には、思わず小躍りした。農薬は一切使わずで、糠と塩で育っている。甘くて美味しいと人気が好い。太陽に、月に、星に祈り、感謝を捧げる。

 雨に、風に恩恵を受け、自然の不思議さに驚くばかり。毎朝、庭に立ち、その成長に眼を細める。有難いことである。枇杷をお好きだった佐藤さとるさんに、我が家の採れたのを贈れたのも誇らしい。何が縁であるかも計り知れない。ありがたい。

 朝夕には気温が下がるが、日中の暑さにびっくりする。冷房とまではいかぬが、衣類の調整をしないと、風邪を引き易い。手洗いも嗽もしておこう。個人的には、枇杷葉茶に塩を入れて持参し、欠かさず遣っている。山女酒も咽喉には効果が大。

 立春を過ぎると、少しづつ日中の時間が増えてくる。梅の香りがやさしい。鶯は、未だ鳴かずである。

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