雨になるとほっとする。外のことはしなくてもいいのと、本が読めるからだ。天気の日には、しておくことも多くあり、それで一日が潰れる。尤も、枇杷葉の発育状態を知っておくのと、虫の確認にもなるが、緑の力を与えてもらってもいる。
介護で疲れ果て、物も言えないような状態でも、帰宅すれば枇杷葉が爽やかだ。急速な変化こそないが、其処に佇むだけでも、心が癒されるもの。キッチンで、お茶で飲めばふくよか。幾重にも心を解す手立てをして、ゆったりと過す。
最近は、すばるの悪戯に、ギョッとすることが多いが、何にせよ、未だ赤ん坊のまま。半年ではやんちゃりかそのもので、留守にする方が悪い。来た時よりは慣れたこともあり、家中の探検に余念が無い。痩せこけていたのが丸々した。
布団を敷くと、寒いのか潜り込む。未だに腕に吸い付き、これをやらないと眠らない。爪を当てて夢中で吸い付く。銀河とは面相が違う、と思えば雄。顔つきが全く異なるのに、びっくりした。銀河は美人だったが、すばるはハンサムとは。
重さも、片手では持てないようになる。肩に乗せてもずっしりする。毛並みは艶やかで美しい。これは枇杷葉茶を飲むからだ。水も飲むが、枇杷葉茶は欠かさない。昼間の寝床は出窓で、最初に遊んだタオルを敷いた、靴の空き箱に。
もっと寒くなったら、湯たんぽを入れてやろうと、大きな果物箱を用意している。炬燵をしてもいいが、留守の間の火事も心配で、決断できないのだ。加えて、遠出が出来なくなった。留守中が心配だし、何が起きるか不安に駆られるよ。
子ども等が小さかった時には、遠くに出掛けられなかった時と一緒で、生き物を飼うということは、それなりの責任が伴う。かといって連れては行けない。服を着せて乳母車に入れて?何分にもおとなしくは出来ないと思うので却下ね。
節分が近くなると、宇宙の様子も次第に春の星座に変わっていく。それでも、金星や、目立つ星座は・・・。