体調も、歳を重ねる毎に、速度が落ちてきて、復帰回復に手間取るようになった。己を知ると言うことは、こういった現実も踏まえてないと、中々立ち上がれない。蒲団にじっと眠っているばかりではなく、ゆっくりとなった動作で、のろのろするばかり。然し、自分では遣っているのだ。
千振は、最後の特効薬で、いよいよと覚悟を決めて飲む。まあ、それがよかったようで、何とか生き返った。入浴も3日入らなかったし、食欲もわかなかった。食は大切ではあるが、欲がなかったので、口に入れる気がしなかった。牛乳や、珈琲はコップ1杯分を、これもやっとこ飲んだ。
朝、歯磨きをしたら、そのままであるが、刀豆の赤で遣っておくと、口中がべたつかないのも助かる。ドラッグストアにも置いてあるようで、手軽に買えます。職場にも広めているが、使用している者は少ない。でも、効果は覿面で、最近傍に来ても、臭いがしない。加えて枇杷葉茶を飲用。
刀豆には、白と赤とあり、どでかい白は、鹿児島の方だが、赤刀豆は津山地方に、多く栽培されている。効力はどちらとも言えぬが、赤の方を使っている。自然の齎す恵みを、上手く取り入れる工夫が大切。たくさんの情報に振り回されることなく、そういった知識を持っている者から吸収。
今朝は晴れてきた。知人の児が遠足なので、これは有り難いこと。小学校の遠足も昨今は、歩くことが少ない。道端に咲く野の花や、山の色づきにも無関心。車に気をつけましょう。一列に早く歩きましょう。やれやれ、何処が遠足なんだか分からない淋しさ。排気ガスの中を引率する教師も。
薄も咲いてきているし、空の雲も鰯雲になって、情緒豊かな風情がある。車が引っ切り無しに行きかえば、事故が起きてでは遅くなる。全く、遠足も命がけの行事である。歩きながら、通草を捥いで頬張ったり、野菊を手折ったり、鳶の飛ぶのを眺めたりはしない。遠足は、注意力と筋力かな。
仕事から帰ったら、出窓の居場所から出て来る。パソコンの部屋は、悪戯が激しく締め出した。