α 6000で写す
ソニー α6000 18~105ミリ 35ミリ換算150ミリ F8
α6000はミラーレス一眼カメラでAPS-C撮像素子を搭載したカメラだ。
CCD(撮像素子)の大きさは35ミリフルサイズの次に大きい。
CCDサイズが大きいほど写真の上でのボケが大きく表現される。
コンパクトカメラのCCDは小指の爪の面積より小さい位の大きさで、写真の上でボケを作る事は難しい。
逆に言えば、コンパクトカメラは前から後ろまでシャープにピントを合わせることが得意だ。
CCDのサイズが大きくなるほど前から後ろまでピントを合わせることが苦手になる。
ソニー α 6000 18~105ミリ 35ミリ換算150ミリ F5.6
35ミリ換算で150ミリ望遠で絞りは開き気味のF5.6で撮影。
バックのボケかたは同じ望遠でもHX50Vに比べると格段の差がある。
ソニー α 6000 18~105ミリ 35ミリ換算150ミリ F5.6
バックが大きくボケることで、主役の花が浮き上がり、その花の存在感が高まると同時に作者の意図が強く表現される。
ソニー α 6000 18~105ミリ 35ミリ換算100ミリ相当 F5.6
同じ所から35ミリ換算100ミリ相当の望遠で写す。
縦位置にすることで、画面の奥行き感を出したもの。
奥行き感は広角レンズの方が出しやすいが、望遠でもバックをぼかす事で奥行き感を出すことが出来る。
ソニー α 6000 18~105ミリ 35ミリ換算 50ミリ相当 F11
35ミリ換算50ミリ相当の標準レンズ的焦点距離にセットして写す。
標準レンズは遠近感の誇張も無くごく自然な見た目に近い表現をしてくれる。
写真の場合、絞りをやや絞り気味のF11にセットして前から後ろまでピントが合うようにセットした。
絞りは開けば被写界深度が浅くなり、前後がボケやすくなる。
逆に絞りをF11からF22等の小絞りにすれば前後のボケは小さくなり、画面全体にボケが無くシャープな表現が出来る。
上の写真と同じ条件で縦位置で写す。
やはり前後にピントが合い、シャープに表現されている。
写真撮影に於いては、どのようなカメラを使うにしてもそのカメラやレンズの特徴を生かした上で、フレーミングを考え、シャッターチャンスを如何に上手く捉えるかによって、感動的な写真が生まれるのではないだろうか。