ペコちゃんセレナーデ (昭25年)
楽しい夢に膨らんだ
赤いジャケツにSOS
いつでもきちんと八字まげ
肩で風切るその歌は
ペコちゃん いとしのセレナーデ ペコちゃんセレナーデ
ひらいた花はひまわりか
娘盛りをはなやかに
何でもちゃっかり心得て
風に吹かれて歌いだす
ペコちゃん かわいやセレナーデ ペコちゃんセレナーデ
青空ひとみ ジャジャ馬で
はずむ心のゴム風船
たまには弾けてため息が
窓にこぼれるいじらしさ
ペコちゃん やさしいセレナーデ ペコちゃんセレナーデ
歌笠置シヅ子 作詞東美伊(補作詞 藤浦洸) 作曲服部良一
ペコちゃんが不二家の店頭に登場した昭和25年(1950)。
この年、「ペコちゃんとデン助」(松竹)という映画が作られている。
主演は笠置シヅ子、堺駿二。本家ペコちゃんとの関係は不明。
でも無関係ではなかっただろう。
今となっては「SOS」や「八字髷」などの意味も謎。誰かわかる?
作詞の東美伊は詳細不明で、村雨まさをやレオ・ハッターという
変名を使った服部センセなら可能性もなくは無い。
ことさらペコちゃんびいきでもないのだけど、オレの携帯ストラップは
長らくこのペコちゃんなのです。何処となく笑顔が冴えないが負けるな。