羽田空港内で見つけた蕎麦のスタンド。かけ480円、掻き揚げ150円。
冷凍そばらしいがだしも東京風でなかなか食わせた。この後、端の端にある68番ゲートまで早足で歩かねばならんかった。いざ庄内へ。
庄内平野は田植えが終わり、水田に水が満ちていた。こんな穀倉地帯久々に見た。外国のように見えた。
目的の店、アル・ケッチャーノ。庄内の産物を使う庄内ならではのイタリアンを食べさせる店。
この黒板のメニュー、みんな地元で揃う食材。
庄内浜であがるイシダイ、しょでという山アスパラと共に>
イシダイはほんの僅か塩をあて、オリーブ油だけ。しょでは焼いてゴマのような風味をソースにする。
とんとろと山菜のペペロンチーノ>
奥田政行シェフは38歳だが、好奇心の塊りの少年みたいな人。ここらしいパスタをお願いしたら、これを出してくれた。山伏豚のとんとろ、アスパラ、ウルイ、クレソン、外内島きゅうりなどがゴッソリと乗る。ウルイは月山の高地に自生する。月山、鳥海山の山形へようこその一皿。
ハタハタのさっぱりエスカベーチェ>
庄内浜は豊かな魚介をもたらせる。身を食べるなら6月の、卵を楽しむなら11月のハタハタといわれる。野蒜などと。軽快。
つぶ貝、ルッコラペーストのパスタ>
庄内牛のロースト>ニンジンの葉と。肉質は軽い、塩加減はピタリ。
畑で摘んで来たニンジンの若葉は柔らかい味。
うちの山羊のミルク・ジェラート>
山羊に若干身構えたが、問題なし。濃厚なバニラアイスクリーム。
そして、コーヒー。 山形の滑り出しは上々・・・。
アル・ケッチャーノ 山形県鶴岡市下山添一里塚83