食前酒をやりに、福島のバーカモメ。京町堀のバー立山の主人、立山さんの2軒目。シガーをくゆらせてる女性や、業界人らしき客が数名。煙てぇなぁ~とカリカリせず、こういうバーではぼんやり過ごすに限る。
ハイボールを2杯ばかり。けっこう濃い目。@¥800
いい気分になって、すぐそこの交差点へ。
福島の裏通りの町家を改造した『ビストロ・ボンヌ・シェール』へ。数年前まで上で洗濯物を干していたぐらい生活感ある店だったらしい。前の住居が駐車場になり、裏道の店が今は大通りから見える。玄関先に旨そうな気配ただよう。端的にいうと、「めし」を賭けて我輩が勝ってしまったので一夜の晩餐にあずかったということ。
シャンパーニュで乾杯。まだキザな風情がついて回るシャンパンだが、泡は歓迎の印。小さな祝いごとを見つけて慣れるに限る。食前にシャンパンとオレンジジュースのミモザなんてカクテルをやり、コース中もずっとシャンパンで引っ張ることもできるが、元よりそんな財力はないから、考えたこともない。
オードブル サーモン、海老、アボガドのカクテル。軽やか~
エスカルゴの煮込み ソースの勝利。パンで掬いとってしまう。
アスパラガスのフリット。歯触り気色えぇ~
白海老のフリット ああ、夏の夕方、これで縁側でビール飲みたいッ。
オニオングラタンスープがあったので所望。冬の風物詩であろうがなかろうが大好物。1人前しかなかったので、他の人は野菜のポタージュ。
ワインはボルドーのシャトー・ラフォン・フルカ2005、程よいタンニンで、濃いルビー色。煮込み料理などにも丁度いいねッ。
フレッシュ・フォアグラときのこのソテー 大変ゴキゲンです。
サービスの男の子がグズい以外、結構なもんです。いちいち「失礼しました」などと言わんでもよろし。本当に失礼した時のために取って置いた方がいい。
ウズラのリゾット詰め。この両足を持って股裂きみたいにしてやりました。若干サディスティックな気分にもさせてくれる。
ダレだにょ~、カレダニョー。ご存知、仔羊背肉のパン粉焼き。
もちろん骨を持って、イジイジとくっついた肉片をかじるのが美味い。
これもビストロの定番料理。牛肉ほほ肉の赤ワイン煮込み。
ツラミもこうなると立派な主役をはれるんだなぁ~
ワインが少し残ったので、チーズを少し頂いて、デザートに。
パッションフルーツのムース、バナナのタルト、ソフトチーズケーキ。
パッションフルーツの風味が濃くって美味しい。
ビストロで好きなお皿をとって、ワイングビグビやるのは幸せやぁ~。
男ってわりかしフレンチに弱いけど、ビストロを飲み屋風にラフに使うのってありだと思うね~。 また賭けしよう!ごっつぉおになりました。
ビストロ・ボンヌ・シェール 福島区福島5丁目さがせばすぐよ。