マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

鍋貼、あたりはずれ

2008-11-16 18:34:59 | 

本場中国では水餃子が本式。余った水餃子を窓の外に出しておいてカチカチに凍ったのを、翌日焼いて食べたのが、鍋貼(コーテル=焼き餃子)の始まり。店員が「コーテル、イーガー!」と言うだろ。



中国では点心の一つにすぎないが、日本では完全に一つのジャンルとなった餃子。「」「王将」が果たした役割は大きい。


「餃子の王将」のコアなファンの中でも、何処の店が一番旨いかは意見の分かれるところ。餃子のあんや皮は同じものを使っていても、最終的に焼き上げるタイミングは店長の裁量によるから、バリッとしているが油の多い店、軟らかくベチャッと水分の多い店、いろいろ分かれている。その当たり外れのあるファジーさが、また堪らない魅力でもある。



畏友ハリー氏は、四条大宮の1号店が絶対だという王将原理主義者。
行ってみたら、あれれ、さら地になってやがら。来年、リニューアルするという。困った。もう王将以外、変更の効く体じゃない。しょうがないので西院まで歩いて行くことにする。

一駅歩いた西院店。ここの焼き具合はピタリ。1号店じゃないけど、ここも相当レベル高いのではないか。
ビール餃子の相性はたまらんぐらい
3人前ぐらいペロペロッと胃に収まる。


サクサクの海老天


春巻き
かなりキツネ色。あちちち・・・


肉と玉子のいりつけ


炒飯

子供の頃、夕食が餃子となると、ご飯は抜き、餃子オンリーだった。
親子総出で包み、兄は60個、僕は50数個とか、思いきり食べた記憶がある。おふくろはず~っと台所に立ちっぱなしで焼いていたのかな。
長じて、餃子をご飯のおかずや弁当のおかずにする人を見て、ご飯と合うか?と違和感を覚えたものである。
うちがヘンだったのねん。

     「餃子の王将」西院店   右京区西院高山寺町


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故郷近しソースの味

2008-11-16 16:52:09 | 



世の中には味覚に関してワンパターンを守る人間がいて、兄はまさにそのタイプ。子供の頃、彼が百貨店の大食堂で注文するものといえば、「ざるそばにソフトクリーム」一筋。成人してからも、「ぼんちあげ」と「ビール」があればいいような人間である。
ここは実家に帰ると必ず「美佳味へ行こう」と言い出す、兄の大のお気に入り。

とにかく安くて旨い!焼きそばは390円。これは大だから500円。
オーセンティックなメニューしかない。

店内はいつも混み合っている。
二階の入れ込みの席に座り、兄弟で向かい合い、昼ビール。
食い意地タレント、ハイヒールモモコもここのファンの一人だ。




兄は豚玉一本槍!390円の安さは独壇場(向こう側)。

階下で焼いて、大急ぎで持ってくるのだが、これがなかなか食わせる。
生地が軽く、粉っぽくないので、胃にもたれず、おやつみたいにサクサク食べられる。
このレベルのお好み焼き、案外あるようでない。
季節物、かき玉が出ていたので僕はそれにした。710円。
牡蠣とソースが絡み合うと、一層複雑な大人のうま味となる。



この長いカウンターで若い職人がズラリ並んで焼いてるのは圧巻。
バイトのような子たちが焼くので、特に難しい技術があるわけではないのだが、旨いのが不思議だ。



ふむふむ・・・青海苔もなかなかいいのを使っている。

実家へ帰る前に、一人住まう老父の処遇に関して、兄と作戦会議だ。携帯電話を持たせる、ガス台をIHに替える、暖房器具、手すり・・・独居を続けさせるなら、かなりのインフラ整備が必要となる。
何よりご当人が導入に反対派だから困るのだ。

こころもち、ソースの味がしょっぱく感じた。



       お好み焼き・美佳味(みかみ)   堺市西区堀上緑町1丁



コメント (2)
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