本場中国では水餃子が本式。余った水餃子を窓の外に出しておいてカチカチに凍ったのを、翌日焼いて食べたのが、鍋貼(コーテル=焼き餃子)の始まり。店員が「コーテル、イーガー!」と言うだろ。
中国では点心の一つにすぎないが、日本では完全に一つのジャンルとなった餃子。「」「王将」が果たした役割は大きい。
「餃子の王将」のコアなファンの中でも、何処の店が一番旨いかは意見の分かれるところ。餃子のあんや皮は同じものを使っていても、最終的に焼き上げるタイミングは店長の裁量によるから、バリッとしているが油の多い店、軟らかくベチャッと水分の多い店、いろいろ分かれている。その当たり外れのあるファジーさが、また堪らない魅力でもある。
畏友ハリー氏は、四条大宮の1号店が絶対だという王将原理主義者。
行ってみたら、あれれ、さら地になってやがら。来年、リニューアルするという。困った。もう王将以外、変更の効く体じゃない。しょうがないので西院まで歩いて行くことにする。
一駅歩いた西院店。ここの焼き具合はピタリ。1号店じゃないけど、ここも相当レベル高いのではないか。
ビール餃子の相性はたまらんぐらい
3人前ぐらいペロペロッと胃に収まる。
サクサクの海老天
春巻き
かなりキツネ色。あちちち・・・
肉と玉子のいりつけ
炒飯
子供の頃、夕食が餃子となると、ご飯は抜き、餃子オンリーだった。
親子総出で包み、兄は60個、僕は50数個とか、思いきり食べた記憶がある。おふくろはず~っと台所に立ちっぱなしで焼いていたのかな。
長じて、餃子をご飯のおかずや弁当のおかずにする人を見て、ご飯と合うか?と違和感を覚えたものである。
うちがヘンだったのねん。
「餃子の王将」西院店 右京区西院高山寺町