過日、横浜の甥が関西三都市ライブツアーをするというので、その大阪ナイトに行った。
関西に住む叔父は京阪神ツアーもまだようせんというのに…。
場所は寺田町。シブイなぁ。駅近くにいか焼きがある。こいつを差し入れにすることに。
いか焼き器は昔ながらのスタイル。ギュッと鉄板で挟み込んでから、上下を反転して焼く。縦長のいか焼き用鉄板、今ではめったにお目にかかれない。
有名な阪○神のいか焼き?そんなの目ぢゃない。第一、イカがちがわい。ムラサキイカではこのスルメイカの味は出ない。
歩いて見つけたこの店。先代のおやじさんは数年前に亡くなっていた。
大判でしょう?中に甘辛のソースを塗ってクルリと畳んである。
卵抜きにすればよかった。卵が勝ってしまい味がぼやける。
こいつをば紙袋に提げて、高架下のライブハウスへ。
若いのばかりが集まっている。一杯引っかけてきてよかった。
シラフぢゃ到底この中に加われない。
さっそく甥を見つけて手渡す。同じグループのやつに
「いか焼き、ごちそうさまでした」と言われた。
ロックだけど、礼儀正しいのは気分がいいや。
バンド名はFling Egg、ドラムを叩いているのが甥のアキラ。
ふむふむ…なかなかいんぢゃないの。
よく分からないので、近くにいた女子に感想を求めていると、
アキラが来て「何してんの?」ナンパと間違われた・・・
終わってから転換中、立ち話をして別れた。
すぐ近くに気配を発する焼き鳥屋、発見。ここか。
南国は寺田町ではなかなか有名な店。サクッと行くかぁ。
店内はいい感じに燻されている。
まずは芋セット(勝手に命名)。芋水割りにポテサラ。
茹で卵が入っているところがうれし。
ほんじゃま、ねぎ身から。
タレもなかなかいいんでねぇの。
名物合鴨三角。脂の乗ったぼんじりだな。
ちょっと辛子をつけるのもオツでげすな。
ライブハウスから近いので、抜け出せそうなら来たら?と
甥をよぶ。いっぺんには入れないから、順番に入れ替わりで来りゃいいぢゃん。あれ、オレまで東京弁になってる・・・
つくねチーズ。
キャベツを合いの手でつまむ。
鳥皮せんべい 文句なく美味。
ギターの子も来た。 なんか頼め
れんこん肉詰め 日本語の歌詞がもう少し聞こえた方が
いいんぢゃないの、とボクなりの感想。
から揚げ 食え食え・・・
手羽先 かなり美味。
したい音楽を思い切りできるのは結構なことだ。
運動部とちがって自分の限界を知るのはなかなか大変なので、
しっかり向き合うことだ。音楽的には知らない境地に行っている。
なんかね、最近焼き鳥ってのが捨てがたくなってきた。
無論カタルシスとしては焼き肉やステーキに負けるけども、
年を重ねると、日常的に一杯やるのにそうもハラハラしたくない。
焼き鳥の平常心みたいな立ち位置がなかなかいい。
程よい美味さがあれば文句はないわけで。
東京新橋烏森辺りのサラリーマンが寄りたがるの分かるわ。
いか焼き「剣吉」 生野区生野西2
焼き鳥「南風」 環状線JR寺田町 高架下