今年は二度ある土用の丑の日。 そんな日に焦って並ぶ必要などないが、
やっぱりこれだけ真夏日が続くと、食べることでパワーをつけんことにはどうにもならない。
天満橋の鰻屋「伊賀喜」へ。 こんなところにさりげないこんな店があったとは知らなんだ。
戦前は旅館を営んでおり、伊賀の出ということでこの屋号。
戦後は仕出し屋から日本料理、それから鰻に特化したと、女将さん。
ご飯が足りなきゃ、言ってね…みたいな、恰好をつけない庶民的な風も好印象。
だけど、鰻はそう安いっていえるもんぢゃないけどね。
メニューも実にシンプル。
ひとまずビールで喉を潤し、うまきをいただく。
焼け焦げ一つない、きれいな玉子焼きの色。
その色合いを損ないたくないからか、濃いタレは底に敷いてある。
鰻は浜名湖・徳島・鹿児島を使い分けるという。
本来は丼と行きたいが、ここはぜいたくに…特上うな重。
関西風の地焼きだが、そうと感じさせないふっくらとした柔らかさ。
でかい切り身が3つ。
固めに炊いたご飯。
その中から、もう一切れ出て来た。
鰻の場合、ご飯の温度もすごく重要だと思う。 アツアツでないと意味がない。
しかし、ご飯がギュッと詰まっていて、 出てからもう腹一杯で困った。
天満橋から天六まで歩いて、やっと落ち着いたのだった。
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