いや、すごいステーキ。「祇園ゆたか」のヒレステーキ、300g。
この店のウリはこのヒレ。神戸牛で、ヒレというのは大抵赤身なのに、
ここのはサシが入っている。
二代目、高田衛はまだ34歳。ここは祇園切通しを上がったところ、巽橋の手前にある。
こういう超一級品の牛肉の断ち落としで、この日は賄いカレーを作っていた。
どれだけ美味いことだろうか。それ食うために就職したい。
ヒレは鉄板で各面に焼き目をつけ、ニンニクの上に乗せて蒸焼きにして、
じっくりと脂を溶かしてゆく。鉄板が分厚い!
焼き時間、15分ほど。しっかりと周囲を焼き、旨みを中へと閉じ込める。
ヒレというとパサパサしがちなのだが、これが脂を補強しているわけでもないのに、
まったくパサつかない。付け合せを添えて、ソースを下から掛けまわす。
こんな軍艦のようなステーキ食ったことねぇ。
完成。ヒレステーキ300g、¥35000 醤油ベースのソースにはバターをきかせてある。
青森産ニンニクは一枚ずつ鉄板で焼かれ乾燥させる。
某食味雑誌の撮影に乗じて、そのまんま照明もお借りして撮る。噫、ピント甘い。
ご相伴に預かり少々頂いたが、いやはや美味いのなんの。
柔らかさと肉の風味、旨み。歯など不必要。これをしょっちゅう食べている富裕層を羨んだ。
祇園深層部にはバブル崩壊など関係ないのだ。
これ食ってりゃ、そりゃ仕事も頑張れるにちがいないさ。
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