フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

「謹訳 源氏物語」第四巻読み終える

2012-05-15 | 濫読

八ヶ岳清里の雑木林は朝から雨になった。外気温6度、室温18度、湿度32%。昼前に「カントリーホーム」さんがやってきて、昨日切れてしまったスチールチェーンソーの「燃料用オイル」を持ってきてくれた。なんと「クラッシック」な三菱のディアマンテに乗っている。嬉しいことに、先日のガーデンパーティのフルート演奏をビデオ編集したものを見せていただいた。

朝のうちは暖かいと思っていたが、昼からの気温が上がらず、なんとなく肌さむいので薪ストーブに火を入れた。

雨で庭仕事ができないので、終日部屋のなかで過ごす。まずは、このところさぼりがちのフルート練習を2時間ほどやる。アルテ24課の「ターン」が難題だ。ぞんざいに吹かずに、きっちりとターンを入れる練習をする。

フルート練習の後は読書だ。中断していた「源氏物語第4巻」を読み終える。
登場人物が沢山出てきて複雑に絡まってくるので、巻頭に掲載された「系図」を常に見ながら読み進む。最愛の藤壺の死を経て、30代前半で太政大臣に上り詰めた源氏に栄華の日々が訪れる。

「薄雲」 藤壺の宮が息を引き取る。祈祷師の僧が、帝に源氏と藤壺の宮との密通の秘事を打ち明ける。

「朝顔」 源氏32歳、桃園式部卿(霧壺院の弟)の娘「朝顔の君」に思いを寄せるがきっぱり断られる。

「少女」 源氏は内大臣から太政大臣に昇進する。源氏の息子=大学の君が元服し、内大臣の娘、「雲居雁」に近づ   こうとするが、二人の仲は裂かれる。

「玉蔓」 亡き夕顔の娘=玉蔓が筑紫から京に上り、昔の夕顔の乳母子の右近と出会う。それを機会に、玉蔓は源氏の住まいに移る。

「初音」 「あらたまの年立ちかえる朝より またるるものは鶯の声」
     正月、源氏の側に侍る君たちは豪華な衣装で着飾る。源氏は紫の上、花散里、玉蔓、明石の御方、末摘花を訪れ正月の挨拶をする。

「胡蝶」 源氏(36歳)が玉蔓(22歳)に懸想する。

ここまで読んでくるとストーリー展開に慣れてきたので大分読みやすくなってきた。