フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

フルートの新たな世界に挑む 鈴木卓ソロコンサート

2013-03-24 | フルート

今日の午後は、私がフルートを習っている鈴木先生のプロ活動30周年の記念コンサートがあった。

場所は、小淵沢の「フィリア美術館」、午後2時からの開演だ。この美術館は今回初めて中に入ったが、右手には、本棚があり、壁面には様々作品が展示されている。左手の奥が小さなコンサートホールになっていて、正面にオルガンが設置されていて、教会のような雰囲気だ。

鈴木先生の今回のコンサートは、プロ活動30周年を記念して、3回にわたって開催される。今回は第2回目だ。第3回目は、3月29日、新宿「近江楽堂」行われる。ホールには、開演前に30人を超える観客の方がこられていて、会場はほぼ満席だった。

今回の演奏会は文字通り、「Flute Solo Concert」で、フルート1本だけで演奏され、言わばフルーティスト鈴木卓が、フルート1本でどこまで表現できるかを追求したものといえる。

演奏曲目はバッハからイギリスの現代フルーティスト、クラークまでと、多彩だった。バッハのBWV1013、オネゲルの「牝山羊の踊り」、コルデの「鶴の巣籠」は聴いたことがあったが、その他の曲は初めて聴いた。

最初のバッハの演奏は、少し力が入っていると思われたが、その後の演奏は、表現力の多彩さ、テクニックの豊かさ、はさすがである。

フルートのキーを指で叩いたり、奇妙な雑音を出したり、フルートを吹きながら同時に口で歌ったり、あるいは循環奏法(吹きながら同時に息を吸う)が出てきたりと、フルーとの表現力の可能性、フルートの新たな世界に挑んだと言える演奏内容だった。

フルーとの未熟な私には、残念ながら、聴き心地がいいともいえず、ただただ驚くばかりだった。次の機会には、もう少しオーソドックスな曲を朗々と演奏して、楽しませて欲しいのだが。


早春の花が歓迎してくれた

2013-03-24 | ガーデニング

久しぶりの八ヶ岳清里の雑木林は、外気温8度、室温14度、湿度25%、と暖かい。

すっかり雪が融けてしまった庭は霜で土が持ちあげられていて、ふかふかになっている。
私たちの清里へ戻ると、早春の花たちが、可憐な姿で迎えてくれた。

黄金色に輝く福寿草


首を恥ずかしそうに傾けているスノウドロップ


クロッカスは元気いっぱいに花弁を開いている。


そして、妖精カタクリ。上の南側斜面のカタクリはまだ葉が出たばかりだ。下の南側斜面に昨年植えたカタクリは、一斉に花を咲かせていた。

その姿、可憐で気品がある。

樹木の花で一番乗りは、ダンコウバイ。あたりの空気を、ふわっとした黄色に染めてくれている。