朝はゆっくり温泉に浸かる。今日もほかに客人はいないので、静かでのんびりできる。朝食はたっぷりあるので、満腹になってしまった。
チェックアウトをしてから、別所温泉の中を歩く。最初に行ったのは、「北向き観音」。節分に、むけて飾りつけをしている最中だった。話に聞くと、善光寺が南を向きこの観音は善光寺を向いているので「北向き観音」と呼ばれているとのこと。善光寺と「北向き観音」を合わせて回ると願い事が叶うらしい。
この寺の境内には、樹齢1200年の桂が茂っており、それを川口松太郎が「愛染かつら」として、小説にし有名になった。
別所温泉の町内には、3か所の、外風呂がり、誰でも150円で入浴できる。石風呂は「真田幸村公の隠し湯」と書かれていた。坂を下っていくと、別所温泉駅に出る。レトロ調の駅舎は懐かしい気持ちにさせてくれる。丁度、上田からくる2両連結の列車が到着した。
温泉街を歩いているうちに身体が冷えてきたので、外風呂の「大湯」にしばらく浸かって、身体を温めた。
その後別所温泉を後にして上田に向かう。近くに戦没画学生の作品を集めた「無言館」という、ギャラリーがあるが、次回訪れることにしよう。昼食は、途中の道沿いにあったイタリアンの店に入る。女性だけでやっているというユニークな店で、ピッツァの生地がしっとりしていて気に入った。
上田に出て、まずは上田城を訪ねる。堀の周りに桜が植えられているので、春にはさぞかし花見客で賑わうであろう。
次に、池波正太郎が「真田太平記」を書いたことを記念して、「池波正太郎真田太平記館」問いう施設があるのを知り、訪ねてみる。
館内では「真田太平記」の作品解説や池波正太郎の自筆原稿などが展示されいる。信州ということで真田太平記に興味が湧いたが、それよりも
池波正太郎のスケッチ作品に目が行った。軽やかなしっかりした水彩画がいい。それについて、1月の終わりに「池波正太郎のパリ」と題した講演会があるそうだ。
そこを出た後、「北国街道 柳町」という通りがるので歩いてみた。宿場町を再現しようとしているようだ。古い建物を使ってパンやさんがあったので入り、アンパンを買った。
その後は、R18を千曲川沿いに走り佐久に入る。佐久からは右折して、R141を南に下って清里に戻ってきた。清里から大きく右回りに1周してきたことになる。