フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ブラジル料理シュラスコの旨~い香りが広がる(煙突掃除3人組がやってきた)

2014-08-24 | 人々との交流

今日は毎年やってきてくれる「煙突掃除3人組」の皆さんがやってきた。

アダージョの森に到着するなり、疲れた表情を全く見せずに「さ、やりましょう!」と言って、直ちに煙突掃除に取り掛かったのには驚いた。
手順は頭に入っているので、プロ並みの流れるような作業が続く。

まずは、煙突の一番下を外す。ちょっと外れにくそう。外れると、ごみ袋をガムテープでぶら下げる。

外では、屋根にトントントンと登って行って、掃除ブラシを煙突に差し込み、上からゴシゴシ煤を落とす。
私はというと、煙突の一番上のふたについている煤を落とす作業をする。(要するに、重要な作業はほとんど外されている)

あっという間に、煙突の煤がごみ袋に溜まった。1年でも結構な量が溜まったものだ。やはり煙突掃除は毎年するのがいいようだ。

ついでに、2階の窓ガラス拭きをやり、返す刀で、屋根の下についていたアシナガ蜂の巣を2か所駆除してくれたのもありがたい。

煙突掃除が終わると、いよいよガーデンパーティの用意だ。まず炉で火を熾す。このところの雨続きで柴が濡れていて火付きが悪いが何とか燃えてくれた。燃え盛る火の上に網を置きその上に炭を置くと、すぐに炭に火が熾る。

これをバーベキューコンロに移す。テーブルの上に飲み物と食べ物を置くと準備完了だ。
煙突掃除と同時並行で作っていた卵と竹輪の燻製

それにサーモンのカルパッチョ・バジルソースあえ

今回初めて食べた鶏手羽餃子。鶏手羽をくり抜きその中に餃子のアンを入れてコンロでカリッと焼く。香ばしさと閉じ込められた餃子とが混じり合って絶妙の旨さだ。

それが終わると、本日のメインディッシュ、ブラジル料理シュラスコとなる。シュラスコとは、鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉を刺し通し、荒塩(岩塩)をふって、炭火でじっくり焼いたもの。
ブラジルをはじめとする南アメリカの肉料理である。


実は、今年7月に大阪で3人組の皆さんと黒門市場のブラジル料理の店に行った。その時食べたのがこのシュラスコだ。


これを覚えていたTさんが、わざわざでっかい串を用意し、1キロの牛肉に岩塩をすりこんで準備してくれていたものだ。

表面が焼きあがると、外側から包丁で切り削いでいく。中はまだ半生なので肉の旨みが全く逃げないのがいい。

続いて、かまどでニジマスが焼けてきたので、肉料理の口直しと行こう。その間にもサラダとかおにぎりとかを食べていたのですっかり満腹になってしまった。


そろそろ昼食は終了のようだ。「それでは、次は薪割りと行きましょうか」と、今度は庭のあちらこちらに置いておいた丸太を一輪車で持ち上げてきて、それをどんどん割っていく。

長い丸太はチェーンソーで短くカットする。割り終えた薪を置くのに、薪置き場においていた薪をガレージの薪置き場に移動し、それでできた空間に、新たに割った薪を並べていく。
これを手際よく、しかも早くやって行くので、私はどちらかというと、見ているだけという感じになった。

すべての丸太を割り、薪置き場に並べて作業は作業は終了した。丁度雨が降り出してきたので、片づけをして部屋に入る。

ざっと汗を流した後は、部屋の中で夕食となる。といってもほとんどお腹が減っていない状態なので、飲み物で喉を潤す。
最後は、とっておきのテールスープを用意していただいた。これが旨いのなんの、コラーゲンたっぷりの豊かな味わいには思わずうならざる得ない。これが文字通りの〆となった。