フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

楽しい苗の植え付け

2013-04-18 | ガーデニング

今日は、ヴェールのような雲が薄らとかかっているが、青空が広がっていていい天気だ。鶯のさえずる声も日増しに上手くなってきて、すっかり一人前になってきた。

今日は、何と言っても一番楽しい庭作業、苗の植え付けをやろう。

KITAHOさんからいただいたイチリンソウは、株分けをして、北側の山野草花壇に受け付けよう。


ベツレムの星=オーニソガラム・ウンベラタムは沢山の球根をいただいたので、庭側の入り口など数か所に植えた。

アップルミントは中央花壇の、ハーブガーデンに植える。

シラユキゲシ、ショウジョウバカマを森の中の日陰に、

増えてほしいオオバナエンレイソウは北側山野草花壇に植えた。

アオイロイチゲは中央の山野草花壇に植える。

湿地帯に生えるというリュウキンカは、山からの水が浸透してきてやや湿り気のある、南側の法面に植えることにする。

最後に、ユリノキ3本は、西側の森、ホウノキなど巨木が生えているエリアの植えることにした。


足元にはスミレが咲きはじめた(4月の庭)

2013-04-16 | ガーデニング

4月の20日過ぎのアダージョの森は、スノードロップ、クロッカスが終わり、フクジュソウ、カタクリも盛りを過ぎた。

ウドの新芽が勢いよく地面から顔をのぞかせてきた。その上から土や落ち葉をかけておいたのだが、更に、それらを押しのけて新芽がどんどん立ちあがってきている。

北側の庭には、紅白のアネモノがぽつんと咲いている。ずっと以前に球根を植えておいたものだが、健気に毎年忘れずに咲いてくれる。

その上の花壇でようやくシバザクラが咲き始めた。

庭のあちらこちらから、スミレも顔を出している。曙のような色をして、葉がまだ展開していないところからアケボノスミレであろうか。

こちらのスミレは、葉が丸いハート形で、色は藤色だ、タチツボスミレであろうか。

東側の日当たりのいいところにアカバナのユキヤナギも咲き始めている。

 

南側の日当たりのいいところではフジザクラは、咲き始めた時に急に寒くなったりして、花のつき方ががまばらになっている。

山のなかの日当たりの悪いところではチョウジザクラが、パラパラと小さな花を付けていた。もっと日当たりがいいと花付きがよくなるようだ。

 


南アルプスを望むバラの庭を訪ねる

2013-04-15 | 庭探訪

今日の午後からは久しぶりにKITAHOさん宅の庭を見せていただくことになった。天気も良くなってきて暖かい。お話を聞いていたが、東隣の樹林が広く伐採されていて、あたりは明るくなっていた。反面、鬱蒼とした森が無くなってしまったことが残念だ。

早速、KITAHOさんに庭を案内していただいた。満開の緑ヤマザクラの下には、新芽が動き出したバラが、太い棚に絡まっていた。

庭の向こうには、春霞がかかって薄らとヴェールがかかった南アルプスが迫ってきている。

足元にはカタクリが終わっていたが、水仙やスミレなどの花が咲き、サクラソウは大きく育っていた。これを持って帰ってくださいと、今日もアップルミント、ベツレヘムの星、ネコヤナギなどの苗をたっぷりといただいた

部屋に入り、自家焙煎したコーヒーをいただきながら、今年の庭づくりなどの話を聞かせていただいた。部屋の窓越しには、額縁に入った絵のようにミドリヤマザクラが美しかった。

この庭が、満開に咲き誇るバラで彩られる時が、もうすぐにやってくる。


早春の北信濃を訪ねる

2013-04-14 | 旅行

4月13日にオープンガーデン・オブ・信州の総会に出席するため長野市に出かけたが、当日は長野市のホテルで宿泊し、あくる日北信濃をドライブした。

13日は総会までに時間があったので、「有名な川中島の決戦場」を訪ねた。そこは「八幡原史跡公園」として整備されていた。

丁度桜の花が満開で、土曜日ということもあり、花の下では楽しそうに宴が始まっていた。

14日、朝食はホテルのバイキングを楽しむ。「メトロポリタン長野」の朝食バイキングは、なかなか美味しかった。いつもながら、少し食べ過ぎてしまうのが欠点だ。

今日は、唱歌「朧月夜」で有名な信濃川の菜の花畑を見るために飯山までドライブしよう。時間はたっぷりとあるので高速道路は使わずに、ゆっくり一般道を走ることにする。途中、道の駅「千曲川」で休憩した。あたりの山々はまだたっぷりとした残雪が残っていた。

その後、千曲川~信濃川に沿って走ると、飯山市の菜の花公園についた。残念ながらお目当ての菜の花はまだ咲いていなかった。とうとうと流れる信濃川が美しい。昔よく行った戸狩や斑尾スキー場を望む。

続いて、近くの北竜湖を訪ねた。付近はファミリースキー場になっている。今は、ひっそりとした神秘的な湖だった。

次は、千曲市の「あんずの里」を訪ねよう。村全体があんずの畑でおおわれている。駐車場に車を止めて案内の方に聞くと、下の方は既に花は終わっているので、上の方に行ってくださいとのこと。公営駐車場は沢山あり、一度500円の料金を払うと、そのレシートを見せれば、どこの駐車場にも留めることができるので便利だ。

結局一番上の駐車場に止めてあんずの花見をする。あたりが満開の時は、さぞやあんず色の村の景色が美しかったであろう。

直ぐ近くに「あんずの里スケッチパーク」という施設があり、

そこには、あんず染めの着物や、あんず焼きなどの作品が展示されていた。たまたまあんず染め制作者久保田孟恒氏のお姉さんが来られていた。

清里までの帰り道も一般道を走って、北信濃の景色を楽しんだ。


オープンガーデン・オブ・信州10周年総会に出席

2013-04-13 | ガーデニング

今日は、長野市で開催される「オープンガーデン・オブ・信州」の総会に出席するため、朝8時に家を出る。R141を北上して佐久から上信越道を通って長野市へは11時に着いた。

12時30分に会場の「ホテルメトロポリタン長野」に到着、すっかり総会の準備が整っていた。

13時から総会が行われ、2012年度の活動報告、2013年度事業計画案などが承認された。

「オープンガーデン・オブ・信州」は設立されてから、10周年を迎えた。14時15分からは、それを記念して、「ポール・スミザー氏と須磨佳津江氏」のトークショーが開催された。これは一般の人も参加できることになっていたので、会場は、満員の盛況だった。

最初にポール・スミザーさんの講演があった。ポールさんは日本に来られてかれこれ23年になるという。小さなころから植物が好きだったそうだ。現在は鳥取で、今年の9月に開催される、「第30回全国都市緑化フェア」に向けた庭づくりをさせていただいている。

日本の方々はイギリスのコッツウォルズに行くと、それが良かったと言って、真似をしたくなる方が多いが、自分たちが暮らす日本という場所を生かすことが大事だと思う。ワイルドフラワーというとアメリカの種を播くが、日本の野草が大事ではないか。

続いて、元NHK「趣味の園芸」のキャスターとして活躍されていた須磨佳津江さんの講演。

「オープンガーデン」というと最初は全く通じなかったが、この10年の間に全国各地に広がってきた。
全国の庭愛好家のお宅に寄せていただいている。個人の庭と思えないほどバラを咲かせているお宅、ガンを患っておられる女性は庭作業をしていると、痛みから解放されると言われていた、東北の被災地での花を植える作業で生きる勇気と連帯感を培っている取り組みなど、を話されていた。

講演の後は、会場からの質疑が出される。

Q どんな花を植えればいいのでしょうか
 ポール 信州ならば寒さに強いかどうか、珍しいものを追いかけない、花は植えてみなくてはわからない、もし          育たないようなら植える場所を変えるなどしてみよう。それでもダメなら、その花を育てるのをやめた方がいい。いつまでも花が育たないと気持ちが暗くなってしまうから。

 須磨 日本人は真面目すぎる。もっと花や庭づくりを楽しめばいいのではないでしょうか。

Q 花のラテン名
 ポール イギリスには王立園芸協会という指導する組織があるが、日本の園芸界にはそうした組織はない。花  の名前でも、さまざまな名前が付けられていて混乱している。

      日本でも花をラテン名で呼ぶのが重要ではないか。そうすると花の品種を特定することができるし、海外との園芸交流ももっとやりやすくなる。

講演会が終わると、「ガーデンチャリティー」が行われた。

オープンガーデン・オブ・信州の会員有志の方が、花苗などを出品し、その収益金は東日本大震災の義捐金として使われる。

17時からは、須磨さんの乾杯の発声で交流会が行われた。

長谷川宗利氏の二胡・とアイリッシュハープの演奏で花を添えていただいた。

私たち夫婦も、会員の皆さんとの交流を大いに深めることができた。ひょんな弾みから、私が、「中締め」の発声をするよう依頼された。やや緊張しつつ、オープンガーデン・オブ・信州のさらなる発展を願って「一本締め」を行って、楽しかった交流会がお開きになった。

当日配布された「イエローブック」には、会員の皆さんが丹精込めて育てらている庭が紹介されている。今年こそは、これを使って信州各地の庭めぐりをやりたいものだ。