フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

道を整備する

2013-05-13 | 人々との交流

今日は、朝からKITAHOさんに来ていただいて、進入路の整備をやった。数年前に造成した道は、だんだん砂利が沈んで行き、轍が深くなってきた。それだけではなく、凸凹も出てきて、走行すると車体の揺れが大きくなってきた。前回KITAHOさんが来た時、そのことを話しすると、「それでは次回は道をやり直しましょうか」、と言ってくれていた。

しばし、話をした後、それではやりましょうか、との掛け声で道普請作業が始まった。道の凸を崩すために、わざわざ三本鍬を持ってきてくれた。KITAHOさんは、それを使って道の凸の山をどんどん崩していき、私はそれで出てきた土を凹の所に土や砂利を運ぶ、という作業分担だ。

昨日、地元の方の好意で岩をいただいたので、そのうちの、平たい岩を道の凹んでいるところに並べ、その上から土をかけると深くえぐれているところが平坦になった。昼までかかって道の半分ほどを均す作業が終了した。昼食後、残りの半分を均す作業をする。結局4時ごろまでかかって、全ての凹凸を崩して、道を平坦にすることができた。こんな汗水たらす作業を誰が手伝ってくれるであろうか、KITAHOさんにはただただ感謝の一言である。


夏野菜の植え付け、その後は蕎麦だ

2013-05-12 | 

昨日の雨の後は、一転して素晴らし天候に恵まれた。空が雨で洗われたように真っ青だ。
南アルプスや八ヶ岳がくっきりと浮かび上がっている。

今日は、夏野菜の植え付けをしよう。もう、遅そ霜にやられることはないであろう。

キュウリ4、ナスビ3、いんげん2種類、パプリカ3、シシトウ3、ピーマン2、ブロッコリー2、ズッキーニ2、坊っちゃんカボチャ1、トマト(プチ、中型、大型)、オクラ3、葱50本。

植えた後に添え木を立てて、一応完成した。元気に育ってくれることを祈る。後は、キュウリやつるいんげんの棚作りが残っている。それ以外に、初雪カボチャの種を播いた。

昼の1時過ぎまで畑作業をやっていたので、昼ご飯は、北甲斐亭のお蕎麦を食べよう。

私は、大盛りのモリソバ、妻は山菜天ざるを注文する。蕎麦は、ほどよい腰加減で喉越しがよく、つゆも美味しかった。さすが、地元産のそば粉を使っているだけある。

蕎麦打ちのところを窓からのぞくと、蕎麦を細く切っていく見事な包丁さばきにしばし見とれてしまった。


明日を夢見る花苗の植え付け

2013-05-09 | ガーデニング

今日は、この間に貰ったり買ってきた山野草の植え付けをしよう。

ギボウシは、北側の井戸の回りや庭のあちらこちらの植える

ピンクの小さい花を付けるゲラニウムは南側花壇に


コモンマロウは南側のりめんに植える

 続いて

黄花カタクリは中央東のノリメン


花にスプレーが飛んでいるスミレはその隣だ。

 北側山野草花壇に福寿草、これは種が落ちてどんどん増えてほしいものだ


フウチソウ


カノコソウを植える


これから春の暖かな日差しを受けてどんどん成長し、来年は一面に広がっていることを夢見る。


山菜の喜び

2013-05-07 | 日記

春の大きな喜びの一つは山菜の味わいだ。早くは蕗の薹が美味しかった。しばらく見ないでおいたらタラの芽が少し大きくなり過ぎていた。私は、もう少し小さいのが好きなので、このタラの芽は食べずに置いておこう。


続いて、山菜の王者コシアブラが、丁度いい具合に大きくなってきた。苦味、旨味、舌触りがいい。


それに、地面から這い上がってきたウド。根元を白くするために土や枯れ葉を盛っておいても、それらを押し上げてウドの芽が立ち上がってくる。この力強差さを見ると、ウドを食べると精がつくような気がしてくるのもうなづける。ウドは生でそのまま食べても美味しい。

コシアブラとウドの新芽を摘む。

今夜はそれらを使って、天ぷらだ。ついでいタマネギの天ぷらと焼きサバ、菜の花のおひたしも添える。やはり春の山菜は山里暮らしの最高の料理だ。


「祈り 希望 光」 ヴラダン・コチ チェロコンサート

2013-05-06 | フルート

 

 

今日は、チェコのチェリスト ヴラダン・コチ チャリティーコンサートの出かけた。会場は小淵沢のアルソア本社「森羅」。小淵沢の道の駅の南向かい側で、こんな美しい建物群があるところとは知らなかった。

このチャリティーコンサートは2000年から開催されていて、これまで原爆ドームの保存などに寄付されている。今回も全ての収益金が東日本大震災復興支援のため、福島県相馬郡飯館村に届けられるということである。

今回は、ヤナ・ヴェヴェルコヴァーさんとのドュオリサイタルだ。チェロのドュオを生で聞いたのは今回が初めてだ。

おなじみのサンサーンスの「白鳥」や日本の歌「さくら」などを織り込みながら、魂の底深く揺さぶるチェロの演奏は、ただただ深い感動と驚きの連続だった。最初の、バッハのチェロソナタ第3番、時には深く、大きく響くかと思えば、繊細な音を紡ぎ出すチェロ、一遍に心がとらわれてしまった。

モンティの「チャールダッシュ」は、最近、ヴァイオリンやフルート、二胡などの演奏で聴いているが、チェロ2台の競演は、哀調を帯びる前半と後半の劇的な盛り上がりの対比が鮮やかで、会場はブラボーの声が上がっていた。

それよりも、今回初めて聴いた「望郷のバラード」(ルーマニアの、チプリアン・ポルムべスク作曲)には本当に心を揺すぶられた。何とも言えない哀切のメロディーなのだが、聴き終えた後は心が洗われたような、落着いた静かな気分がやってきた。希望の光が射しているともいえる。

19世紀末、29歳の若さで薄倖の生涯を閉じたチプリアン・ポルムべスク。愛国者であったポルムベスクは、オーストリア-ハンガリー帝国に支配されていたルーマニア独立運動に参加して逮捕投獄される。曲は獄中で故郷を偲び、恋人に思いを馳せながら書き上げられたと言われている。会場の方から、天満敦子さんがヴァイオリンで弾いているとおききしたので、是非CDを買ってみようと思った。

チェロの豊かな音色、何よりも低音の響き、多彩なテクニック、ドュオ迫力、やはり生演奏でなければえられない感動だ。コンサートが終わってから、コチさんは、明るい表情でCDにサインをされていた。

私にとっても貴重な1枚になった。これからは当分、チェロの演奏を聴くことになりそうだ。