サンショは小粒とピリッと辛いと言われる。
サンショ ミカン科 サンショ属 学名：Zanthoxylum piperitum
そのサンショの花が咲こうとしている。黄色い小さい花なのであまり目立たない。
サンショは花後小さく丸い実をつける。ほとんどの人はその実のピリッとした辛さを味わうが、
このサンショの花を佃煮しても美味しい。 ぜいたくな使い方ではある。
もちろん、ピリッとした辛さが口の中に広がるのがいい。
５月の後半のアダージョの森の主役はヤマツツジ
ヤマツツジ ツツジ科 ツツジ属 学名：Rhododendron kaempferi
アダージョの森は３０年ほど前に皆伐された。その時森が明るくなり、ヤマツツジの芽が一斉に吹いた。今では周囲にコナラなどの大木が生い茂り
日当たりが悪くなってきて、花つきも悪くなった。周りの樹木を伐採してやる必要がある。
この燃えるような朱色の色どりが、野性的でもあり、見ている私たちに初夏の息吹を感じさせてくれる。
アオダモの花が咲いた。白くフワッとした花が新緑の緑の中に眩しく輝いている。
アオダモ モクセイ科 トネリコ属 学名：Fraxinus lanuginosa f. serrata
材質に粘りがあるので野球のバットの材料として重宝されている。
花も個性的だ
アダージョの森は様々な樹木が芽吹きを始めている。中でもコナラの芽吹きは美しい、時に銀色のようにも見える。
コナラ
ブナ科 コナラ属 学名：Quercus serrata
東側の森
南側の森
それが少しの間に、薄緑に変わって来ている。
北側の森
これから、見る見るうちに葉が展開して、森は少しずつ薄暗くなっていく。
イカリソウは実にユニークな形をしている。細い茎の先に、長い距（きょ：細く突き出した部分）を突きだした形が、船の錨のようにみえることから、この名がある。
これはアダージョの森に自生している。
メギ科 イカリソウ属
学名：Epimedium grandiflorum var. thunbergianum
バイカイカリソウ 距がなく梅の花の感じがある
