フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

スクナカボチャの自然交配

2016-09-14 | アダージョの森

畑に目を向けると

春にスクナカボチャ(宿儺かぼちゃ)の種を蒔き、5つぐらいの苗が出ていた。それが実ってきた。普通のカボチャとは違って、ヘチマのような形をしている。

古くから岐阜県高山市丹生川町周辺で自家用野菜として栽培されてきた飛騨の伝統野菜である。果肉は先から尻までほぼ同じ厚みとなっている。加熱するとホクホクした食感で甘みがある。

 

ところが、畑の他のところに朱色のカボチャが育っている。スクナカボチャを少しずんぐりしたような、ラグビーボールのような形だ。
昨年採れたスクナカボチャの種を使ったのだが、私の畑ではスクナカボチャしか育てていなかった。
虫たちが媒介したものと考えられる。 普通育てられている栗カボチャでもないところが面白い。

ジャク・オー・ランタンにでも使える感じだが少し細長いかな。

畑の端のほうに植えたニラの花が満開だ。


色とりどりの実をつける ノブドウ

2016-09-13 | アダージョの森

ノブドウ

 ブドウ科 ノブドウ属 学名:Ampelopsis brevipedunculata var. heterophylla

タマバエなどの幼虫が寄生し虫こぶを作るので、一つの房に白・紫色・赤・青などと色とりどりの実をつける。
アダージョの森では、かなり以前からサンショの根元に大きな株があり、毎年、サンショの葉を覆うほど成長する。

はじめのころは、ヤマブドウがあると喜んだこともあったが、秋になると、そうではないことが分かってがっかりした。

その実が虫刺されに効くなどともいわれているが、試したことはない。

春から夏の初めまでは、ヤブガラシのように覆いかぶさるのでうるさくなってしまうが、秋になり、花が少なくなってくると、カラフルに実が色づくので存在感が増す。 

 


淡いピンクの小さな花 ツルボ

2016-09-12 | アダージョの森

ツルボ

 ユリ科 ツルボ属 学名:Sciiia scilloides

蔓のような花穂をつけることから名づけられたともいわれるが、はっきりしていないようだ。

薄い藤色の小さな花が穂になって立ち上がってきて咲く。

この可憐な姿がいい。

アダージョの森に来て2年間になるが、昨年より少し株が増えたような気配だ。
周りの、イカリソウやホトトギスに負けてしまっている。もう少し日にあてればよさそうだ。


すらっと立ち上がるノダケ

2016-09-11 | アダージョの森

ノダケ

  セリ科 シシウド属  学名:Angelica decursiva

 独特の形の花である。まさにセリ科の花なんだなと思う、スクッと立ち上がり先に花火のように小さな花をつける。

 シシウド属なので、迫力があるのかな。色合いが赤茶色なので、少し凄みも感じる。

 

 

これが、ノダケと気が付くまでは、庭に咲くほかの雑草と同じように抜いてしまっていた。その後、大事に育てているので、今度は、南側Harmony Garden~
外側に掛けて、色なんところで花を咲かせるようになった。

以前にも紹介しているので、ご参照ください。

  http://blog.goo.ne.jp/gooa379/s/%E3%83%8E%E3%83%80%E3%82%B1



青色の花たち 青色フジバカマ、カタナンケ、トウテイラン

2016-09-10 | アダージョの森

青色フジバカマ

 キク科 学名:Eupatorium coelestinum  別名:ユーパトリウム・セレスチナム

 夏の暑さと乾燥にどれほど耐えたのだろうか、と心配していたら、何ともないかのような顔をして花穂を上げてきた。
 この青色~藤色がなんといえず美しい。しかもこの強さは、ただものではない。大好きな花の一つだ。
 

カタナンケ

 キク科 ルリニガナ属 学名:Catananche caerulea  別名:ルリニガナ

ドイツ旅行で買ってきた種をKitahoさんが育ててくれたのは、3年ほど前。それから毎年忘れずに咲いてくれる。色と形がなんともいい。

 

トウテイラン

 ゴマノハグサ科 学名: Veronica ornata 

  澄んだ青色の花が尾状に立ち上がる姿がいい。しかも葉が銀色。これから秋が深まるにつれさらに美しくなってくる。