フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

秋の八ヶ岳雑木林の花たち ノアザミ

2018-09-10 | アダージョの森

アダージョの森のいろんなところにアザミが咲いていて、庭を歩くと、思わぬところで、棘に引っかかり「痛っ!」と口にする。

それがなければピンクの花が美しいので全く問題がないのだが・・

アザミという花はなく、それは種全体の総称で、日本全土に150種を超えるアザミが咲いている、といわれている。

そのうちで、アダージョの森に咲いているのはノアザミかな。

ノハラアザミという種もあり、名前もよく似ていて同定が難しい。

 

アザミというと

♪ 山には山の憂いあり ♪ 「あざみの歌」が出てくるな。

この歌は「信州の歌 あざみの歌」で次のように紹介さ入れている。(https://www.dynax.co.jp/sinsen/culture/if_song.html)

「詩は、昭和20年(1945)に復員してきた当時18歳の横井弘が、疎開先の下諏訪の八島高原で、野に咲くアザミの花にみずから思い抱く理想の女性の姿をだぶらせて綴った歌詞に、八洲が作曲したうたが、NHKのラジオ歌謡に採用され、昭和24年(1945)8月8日から放送された。 NHKの「日本の歌ふるさとの歌百選」にも入選し、今でも皆に愛唱される歌となった。このうたは、霧ヶ峰八島高原で作詞されたということで、その歌碑が建っており、あざみの歌発祥の地としても親しまれいる。」



秋の八ヶ岳雑木林の花たち シラヤマギク

2018-09-09 | アダージョの森

アダージョの森の庭には盛夏が過ぎたころからシラヤマギクが咲き始める。大きな葉で背も高くなる。

シオンに似ているが、より野性的な感じがするシラヤマギクが好きだ。

シラヤマギク
 
学名:Aster scaber
キク科 シオン属

花がぎっしり咲くのではなく、まばらにつける。シラヤマギクの成長を放任していたら、最近では少し増えすぎてきたきらいがあり、適当に間引くことにしている。秋風になびく姿に風情がある。

大きくならなければ花が咲かないと思っていたら、こんな小さな姿でも花を付けている。

今日は、Kさんご夫婦が来られたので、一緒に庭で食事をした。

薪置場の周りがごちゃごちゃしていたので、整理する。古くなった木は炉で燃やす。

薪置場周りがすっきりした。


今年も煙突掃除隊がやってきた

2018-09-08 | 薪ストーブ・焚火

暑い夏が過ぎると、ほどなく、薪ストーブの火が恋しくなってくる。それに向けて、あらかじめ、昨シーズンで溜まった煙突の煤を落としておくことが大事だ。

そんな時に毎年来てくれるのが「煙突掃除隊」の皆さん方だ。今年も、3人そろって元気に清里にやってきてくれた。

予定では、朝のうちに野辺山高原の平沢峠から「飯盛山」の登る予定だったが、強い雨が降り出したので、やむなく中止することになった。

そうこうするうちに雨も止んで、煙突掃除に取り掛かる。

まずは、煙突下部のパートを取り外し、煤受けのナイロン袋を取り付ける。

  屋根の上では、煙突の蓋を外し、そこに着いた煤を取った後、煙突掃除用ワイヤーブラシを煙突に差し込み、ごしごしこする。

煙突下部に取り付けたナイロン袋を外すと、例年より煤の量が多かった。屋根に登ったついでに、窓ガラスを吹いてくれたのも嬉しい限りだ。

これで、煙突掃除は終了した。

続いて、恒例のバーベキューに移る。

このところ嵌っているのが南米ブラジル料理「シュラスコ」だ。今年も料理はTさんが作ってきてくれた。下味をつけた牛肉の塊を炭火でゆっくり焼いていく。

表面が焼きあがると包丁で適当な大きさに削ぎ取り、各自に分ける。それで乾杯となる。

食べ進むと肉を串から外し、包丁と鋏で切り分ける。

牛肉の横には、ジャガイモのホイル焼きと味付き豚バラの焼肉~これが柔らかくておいしかった。

心配していいた天候は雨も降ることなく、適度な曇り空だった。あれやこれやと食べたり飲んだりしているうちに

夕方を迎えバーベキューはお開きとなった。

その後シャワーを浴びてしばし休息すると、もう夕食の時間となった。

メニューはよく煮込んだタンシチューとパンを基本に、平天やサラダなどアラカルト的になった。昼のバーベキューお腹が一杯なのであまり食べることは出来なかった。

 たまたま今夜は地元の祭りの日だった。9時から恒例の花火大会があり、全く予期していいなかったので、皆さん大喜びだった。

 

あくる日の朝食。

 Tさんが用意してくれたのは、「油カス入りうどん」。これが何とも言えない旨さだった。

一泊二日の短い滞在だったが、充実した楽しい時間を過ごすことができた。これで、今年も思い切り薪ストーブを焚くことができる。

「煙突掃除隊」の皆さん、本当にありがとうございました。


秋の八ヶ岳雑木林の花たち オトコエシ

2018-09-07 | アダージョの森

オミナエシと来ればオトコエシだろうか。

 オミナエシと同じ仲間なので雰囲気が似ている。が、姿が大きくごつごつした感じなので、そこらへんがオトコエシと呼ばれるゆえんだろうか。

 
オトコエシ
オミナエシ科 オミナエシ属の多年草。
学名:Patrinia villosa 
 
たまたまキアゲハがやってきて、羽を休めてくれたので、そのあでやかな姿を撮ることができた。
 
花は小さいが、花びらが5枚で、一つ一つの花がしっかり咲いている。
 
 
土地を造成したため、寂しくなったガーデンハウスの周りを華やかにしてくれている。
 

今日は、Aさんご夫婦とKさんと一緒に昼ごはんを食べる。その後、アダージョの森にお越しいただき、庭を見てもらった。ガーデンハウスの周りが低くなっていて、雨水が溜まるので、それをどう回避するか、Aさんから丁寧な説明を受けた。


秋の八ヶ岳雑木林の花たち オミナエシ

2018-09-06 | アダージョの森

本日未明、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震が起こった。航空写真を見ると、広い範囲で山肌がむき出しになり、地震のすさまじさを物語っている。台風21号の雨の後だけに被害が広がったと言われている。一日も早い災害からの復興をお祈りします。

夏の盛りから咲き始めるオミナエシは、夏の間中咲き続けるが、やはり秋の七草として、秋の花というのがふさわしい。

明るい黄色の花が咲くと、雑木林の日蔭の庭は、思いのほか明るくなる。

高さを揃えたかのように、黄色い花が、横一直線に並んだように咲く。

オミナエシ(女郎花 )
オミナエシ科 オミナエシ属 の多年草
学名:Patrinia scabiosifolia
別名:チメグサ、敗醤(はいしょう)

ピンクのミソハギと庭を染めているが、その横では、ゆっくりとシュウメイギクが花径を持ち上げてきている。