フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ホスタがぐんぐん伸びてきた

2020-05-14 | アダージョの森

八ケ岳の雑木林で、ホスタが葉を伸ばし始めた。

昨年は、春の初めに冷害でやられ、最も美しい時には、鹿にすべて食べられてしまって、がっくりした。

今年は、美しい葉を展開している。

ほとんどのホスタは、まだあまり葉を展開していないので、今回は、展開の早い品種を紹介しよう。

これは、長大銀という品種。

手前はクレマチス、ワールドシリーズとして販売されていたもの。イギリスのクレマチス育苗家、レイモンド・エヴィソンの作出したもので品種は不明だが、新枝咲きとのこと。

すらりと立ち上がった姿が実に美しい

中庭から南の庭に降りていく中央階段の左右に3株、大きく育っている。

これは、中花壇のヤマザクラの根元で葉を展開し始めた、「金星に似た品種」。
花友さんから数年前にいただいたものだが、グングン増えてきている。

その隣には、リーガルスプレンダー。これは朝の光で撮影したので分かりにくいが、青緑の葉と立ち姿が際立って美しい品種だ。


夏野菜の植え付けと電線に架かる樹木の伐採

2020-05-13 | アダージョの森

今日は、畑に夏野菜を植えつける。

苗は、長坂の綿半で購入したものだ。トマト2種類

「ガブリエル」という品種の黄色のカラーピーマン

これは植えつける前の写真、買ってきた苗を一通りマルチの上に置いてみた。

それ以外にキュウリ、シシトウなどがある。

手前の小さな畝は、バジルを植えている。右奥のマルチを張った畝が空いてしまった。
予備として置いておくか、何か苗を追加するかしよう

奥の方では、カボチャやスイカ、マルチではズッキーニを植えた。

森に戻ってきて、庭作業をしていると、何かが電線をこすっているような音がする。

今日は風の強い日なので、電線に木の枝がこすれているのかなと見に行くと、こすれているどころか、完全に電線に乗っかっている状態ではないか。

 

これは、だめだと判断し、急遽ウィンチとチェーンソーを出してきて問題の樹木を引っ張り起こし、倒すことにした。

さすがウィンチの力だ、無事に倒すことができた。ついでに近くの立ち枯れ樹木も倒しておくことにしよう。


ほとんど開かず、儚いヤマシャクヤク~可愛い花たち

2020-05-12 | アダージョの森

庭のシャクヤク花壇でヤマシャクヤクが咲いた。

ヤマシャクヤク(山芍薬)

学名:Paeonia japonica
ボタン科  ボタン属

花が開くと、堂々とした力強い雰囲気を醸し出すが、この花はあまり大きく開かない

しかも、2、3日で散ってしまうという短命花なのだ。
花後は、赤と黒のどぎつい種をつける。これは後日報告することにしよう。

今日は、庭に咲く、ごく小さな花を紹介しよう

これはコンロンソウ。アブラナ科の花だが、普通は渓流に咲く、水が好きな花だ。
ところが、我が家は南斜面の乾燥地なので、土地の湿度は極めて低く、背丈があまり伸びずに可愛く咲いている。

ニリンソウ(二輪草)

学名:Anemone flaccida
キンポウゲ科 イチリンソウ属

一本の茎から、2本の花径が出ることから、こう名付けられた。二輪が仲良く咲いている姿を夫婦愛に譬える歌もある。
若芽は山菜として食用されるが、これが、毒草トリカブトの若芽と似ているというのだから気をつけなければならない。

これは、ツリバナ、細かい粒がぶら下がっているが、これから小さな花を咲かせる。
この花も、一年を通じて雑木林では何かと話題になる花なので、最初の姿を紹介しておこう。

大好きな樹木で、アダージョの森の南側は、ツリバナが垣根のように育っている。


清々しい新緑

2020-05-11 | アダージョの森

標高1100mの八ヶ岳・清里の雑木林は、新緑の息吹に満ちている。

コナラの新葉は青銀色に輝き、清々しい美しさだ。

伐採樹木の太い枝、細い枝が、炉の周りに集まってきた。

これらは、燃やすか、40㎝に切って薪にするかしなければならないが、他の作業で追われてしまって、まだ処理できていない。

北側の森、左が緑が濃くなったシラカバ、右は新葉を展開するウリハダカエデ。

庭の中にある背の高いヤマザクラは、他のヤマザクラが散ってしまった後、今が満開になっている。

それを眺めながらのランチは行動食、おにぎりとカップ麺だ。

南側に、ヤマブキが咲いている。ヤマブキについての有名な話がある。

戦国武将、太田道灌は鷹狩りに出ていたが、急に雨が降ってきたので、近くの民家に入り蓑を貸してもらえないかと所望すると

出てきた少女は、黙って一輪の山吹の花を差し出した。これがどういうことかわからぬ太田道灌は、花がほしいのではないと怒ってその場を去った。

屋敷に戻り、このことを近臣に語ると、

「七重八重花は咲けども山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき」(後拾遺集 醍醐天皇の皇子・中務卿兼明親王)

の歌に因んで、貧しくて蓑がないということを山吹に譬えたものではないでしょうか、と答えた。

それを聞いて太田道灌は自分の不明を恥じ、その後歌道に精進したとのことだ。

この歌が広くいきわたって、ヤマブキは実が成らないと思われているが、実際は実=種ができる。

ヤマブキ(山吹)
学名:Kerria japonica
バラ科 ヤマブキ属


ヤブイチゲ~ヤマザクラ散る

2020-05-10 | アダージョの森

ヤブイチゲが咲いている。小さく真っ白な花で、中央がうっすらとクリーム色をしていて、非常にかわいらしい雰囲気がある。

キンポウゲ科 イチリンソウ属
学名:Anemone nemorosa

今日は春の嵐に見舞われ、満開のヤマザクラはほとんど散ってしまった。

庭には、雪のように散り落ちた花びらが一面に広がっている。