前回の記事で、「すずさんのサインに興味津々」というコメントを頂きましたので、ここで披露いたしましょう。
これです!
↓
鈴木すず子 ←(似顔絵付き)
でも、何故か似顔絵は矢木さんみたい。
まあ・・・・
実際には、ひらがなで 著者名を書いたのですが・・・
決して筆字ではなくてですね~
「とある街のとあるスーパー物語」の本に戸惑いつつもサインをした私・・・・。
心底ほっとしたのもつかの間・・・・・
岳さんが取り出したものは・・・・
2007年1月25日に発売された 「両手いっぱいにシドニー」でした!
こちらの方が問屋と取引があるので、3つの書店には すんなり並んだんですよね・・・。
ブッククエスト(地元にある本店)に5冊だったと思います。
前の職場に近いイオンの中にある書店・・・何ていう名前だったっけ?あちらは7冊入荷。実際に並んだかは未確認。
そして熊本市内にあるリブロ・・・そこでは出版社の地元作家を紹介するブックフェアがあったので。
計三箇所。間を通さずに出版社から直接書店に置いてもらうとなると、断られるケースが多いです。紀伊国屋 博多本店さまは、まさにキセキ☆ですね!
ところで、この本。
発売から一年が経過するころ、出版社が倒産し、初版500冊の残った在庫は作者が買い取るか、買い取らない場合は廃棄処分になるか、のいずれかでした。
私は買い取らず、約300冊の在庫は廃棄に。
アマゾンなどのネット販売を中心に世に出回ったのは、自分が最初に買い取った100冊分(内、50冊は作者へ献本・・・といっても、莫大な制作費を払っているから当然”!ですが)を除くと、100冊前後だろうと思います。
岳さんは、そのうちの一冊を持っているということに。
私が驚いた理由は、この本・・・・もう、発売から2年半が経過していて、本の業界では お古。
新作でも書店にはヒット作以外は二週間程度しか置かれません。
その一方で、発売当初、ヤフー、アマゾン、紀伊国屋、楽天しかネット書店でも取り扱っていなかったのですが、今はTSUTAYAや生協さまも(笑^^)ネット書店に登録して下さっていて、なるほど・・・岳さん情報のとおり、検索すれば、凄い数に・・・・!
でも、何処も、「入荷不可」 「在庫がありません」
という表示。そりゃ、そうでしょう!!出版社は倒産したのだから。
どうやって手に入れられたのですか~?と お聞きしても、
「方法があるんです」
でも、その方法とやらは、教えて頂けませんでした・・・・。
ネットオークションくらいしか、私には思いつきません。
さてっと・・・。 この懐かしい~本には、英語でサインというよりは、名前を書きました。シドニーだから。
「いつか有名になったら、これが初期の作品のサインなのね・・・となりますよ」
と、C店 店長。
矢木さんも 「いつか鈴木さんが芥川賞を取ったら・・・・」とドリームジャンボ宝くじに当たるよりも難しい夢を一瞬見るようなコメントをしてくださったっけ。
岸辺さんも含め、三人で休憩室から階段を降りながら、天を仰いだ?のよねぇ・・・・。
楽しい夢です・・・・・。
南ちゃんが「嫁も面白がって読んでましたよ~続編が出るのを楽しみにしていますから」と嬉しいコメントをして下さったっけ。とあるの続編は残念ながら出ませんでしたが・・・・。(これは、初版の売り上げが伸びなかったからですが)
書き続ければ、いつの日か あの編集長が認めてくれる日がくるかも?しれません。
でも、編集長って今、おいくつなんだろう? あと30年、生きていて下さるかしら?
私はゆったりと生きていますから、遅咲きなの。 (花よりケーキを好む所が、まだ子供の精神・・・)
「自分の知り合いで、まともな名前で検索したら、ずらずら~っと出てくるのは すずさんが一番多い」
と、岳さんから聞いたので、早速 試してみると・・・・
たくさんのネット書店の他、次々ページを捲って、8ページ目くらいまで見たときだったっけ・・・。あれ? このサイトは英語だ!
オーストラリア国立図書館にも置かれていることを今回の検索で初めて!知りました!英語です!! 当然だけど。 書籍名はローマ字!
シドニーにある日本領事館に「とある」は2冊、献本しましたよ。
パスポートを紛失したので、あそこへ手続きをするために行った際、インタビューを受けた?とき、とっさの思いつきで。
でも、シドニーの本の方は在庫もないし・・・どうやって国立図書館に置かれることになったのでしょう? とても不思議です。結局、私の地元である、とある市内8箇所の図書館に「とある街のスーパーを置くことが出来ます」と前向きなメールをくれた教育委員会の担当者は、置いては下さらなかったのに。
図書館のパソコンで検索しても、「ない」んですもん。直接、お会いしたこともないし、図書館は書店ではないから、まっ、いいか、で終わりましたが・・・・。
献本で無い限り、図書館に置くのも簡単ではないので、遠く離れたオーストラリアに自分の本が置いてある!ということに、驚きと共に深く感動しました。
もし、何方か国立図書館に献本して下さったのなら・・・どうもありがとう。
シドニー関連の本として、図書館の担当者が購入して置いて下さったのなら・・・オーストラリアさん、これまた感謝致します。何といっても国立図書館ですから。
再びオーストラリアへ行ったときは、訪ねてみます。
日本の図書館にも置かれていない本が 第二の故郷、オーストラリアにあるってだけで、わくわくします。しかも入手不可なレア本。
忘れていた本を岳さんに見せて頂いて、
お陰ざまで 私が知らないところで・・・しかも海を越えて、人の目に触れているかもしれないことを知り、じわじわ~っと感激が。
サインして下さいってひとことがなければ、知らずにいたこと。
おっかな びっくりでしたが、ありがとうございました。
すず